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【2019年に向けて】吉野恭平/5番を引き継げ

長きの休みをいただき、申し訳ございません。

体調もようやく快方に向かい、頑張れる状況になってきました。

改めて、本年もよろしくお願いいたします。

 

 

さて、広島はチーム構成も決まり、新しい背番号も発表された。今季は、変革の年にふさわしく、多くの選手たちの番号が変わっている。それは背番号規定の変更により、期限付き移籍中の選手の番号をあけないという選択をクラブか行った影響もあるが、一方で選手たちに奮起を促す意味合いもあるだろう。

特にその意図を感じるのが、吉野恭平だ。5番である。開幕当初は片野坂知宏が身につけることが多く、固定番号制になってからは伊藤哲也・駒野友一・槙野智章・千葉和彦と、そうそうたるメンバーが背負った。駒野以降の3人は全員、日本代表。ワールドカップにも駒野と槙野の2人が出ているし、千葉の活躍・貢献は誰もがわかっている。そういう選手たちと同じ番号を背負う。千葉が移籍したから、番号があいたから、ではない。吉野恭平という選手が持つポテンシャルを、クラブがどれほど買い、どれほど期待しているか。

「千葉くんからポジションを奪いたい」

誰もが認める千葉和彦移籍の大きな穴。吉野恭平であれば、そのプレーで5番の系譜を受け継ぐことができる。

 

広島に移籍してからずっと、吉野はそんな言葉を口にしていた。3バックのリベロという自身がもっとも生きる場所でプレーしたいという想いだけでなく、千葉和彦というサッカー選手に対する大きなリスペクトがそこにあった。2016年4月29日磐田戦、千葉の出場停止を受けて先発への抜擢を受けたのだ。

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