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【2018年シーズン】これからの展望

2位・川崎Fとの勝点差は9。消化試合が1試合少ないことを考えても、勝点6差。得失点差が広島+22に対し川崎Fは+13とこちらでも9点差がついている。盤石ではないが、優勝に向けて広島が優位に立っていることは間違いない。

ただ、残り9試合は全くもって油断できない。モチベーションが違う。全てのチームが「広島に簡単には優勝させない」という思いで挑んでくる。それは過去の優勝争いで経験してきたことだ。

例えば9月15日の対鳥栖戦。相手にはフェルナンド・トーレスがいる。金崎夢生がいる。豊田陽平もいる。前半戦に戦った鳥栖とは、攻撃のタレントが全く違う。しかも現在16位と残留争いの真ん中にいて、「這い上がる」ための熱量は半端ない。それもまた、経験ずみだ。しかも、鳥栖は8月に入ってからの戦績が3勝2分2敗。しかも完封試合が5試合もある。完全に「堅守」を取り戻しているのが不気味だ。

鳥栖に対する相性のよさなどは、既に昨年の闘いで霧散している。だいたい戦力が互いに違うわけで、「相性」などは非論理的だ。フェルナンド・トーレスと金崎の2トップはまだ完全に機能しているとは言えないが、この2週間でトレーニングを重ねることで大化けする可能性も低くない。まぎれもなく、強いチームである。

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