【2018紫熊の勇士】丹羽大輝/30歳を過ぎても成長できる
かつて、いや今も、サッカーの基本技術はプロに入ってからは伸びないと言われてきた。ティーンエイジャーのうちにしっかりと基礎技術を学び、その上でプロになった後は経験を積み重ねる。それがサッカーというスポーツの本質だともいわれていた。
確かに、それはきっと正しいのだろう。だが、正しいことが常に真実だとは限らない。
たとえば槙野智章は、広島ユースの頃には突出した身体能力は示していても、決して足下が上手い選手だったとはいえない。パスの精度も低く、少なくとも「繋げる」選手ではなかった。ところがプロになった後、ペトロヴィッチ監督の指導を受けながら、徹底した足下のトレーニング(それはいわゆる「鳥かご」を含む)を行った結果、彼は見事にビルドアップが巧みな選手となり、日本代表へと駆け上がった。さらに個人的にFKを散々蹴ったことでナビスコカップ決勝で、直接FKをたたき込めるほどのクオリティを得ることになったのだ。
そして今、丹羽大輝も32歳にして、サッカーが上手くなるべく努力を続けている。
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