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新監督にヤン・ヨンソン氏が就任(無料)

新監督は、クラブOBのヤン・ヨンソン氏に決定した。

彼のプロフィールは以下のとおり。

■氏名
Jan Anders JONSSON

■生年月日
1960年5月24日(57歳)

■出身地
スウェーデン

■選手歴
1978年〜1992年 Halmstads BK(スウェーデン) 557試合出場
1993年       サンフレッチェ広島 6試合出場1得点
1995年〜1996年 ヴィッセル神戸(当時JFL)

■プレーイングコーチ歴
1994年       Varberga Bois(スウェーデン3部)

■指導歴
1993年       サンフレッチェ広島 コーチ ※シーズン途中から、選手登録
1995年       ヴィッセル神戸 コーチ ※シーズン途中から、選手登録
1997年〜      ヴィッセル神戸 コーチ
1998年〜2000年 Panos−Ljungskile SK 監督(スウェーデン2部)
2001年〜2004年 Landskrona BOIS 監督(スウェーデン1部)
2005年〜2010年 Stabeak IF 監督(ノルウェー1部)
2011年〜2012年 Rosenborg Ballklub 監督(ノルウェー1部)
2013年〜2014年 Aalesunds FK 監督(ノルウェー1部)
2015年〜2017年 Halmstads BK 監督(スウェーデン1部)
2017年〜      Halmstads BK(スウェーデン1部)
            テクニカルディレクター兼アカデミーディレクター

■資格
スウェーデンFA公認ライセンス:ステップ㈵,㈼,㈽ (日本のS・B・C級相当)
メディカル・フィジカルコース(ファーストエイド含む)
イングランドFA公認ライセンス:UEFA“A”ライセンス(S級相当)
UEFAプロライセンス(UEFA 最上級ライセンス)

 

指導者としての戦績はどうなのか、調べてみた。

1998年から監督を務めたリュンギスクレSKは、6位・4位と押し上げながら200年には15位(3部降格)。

しかし2001年には2部のランズクルーナBolsの監督に就任しているから、指導者としては評価されていたのだろう。この年の戦績は2位で1部に昇格。2004年シーズンまでしっかりとクラブを残留させている。

そして2005年からノルウェー2部のスターベク監督に就任すると、2部リーグで見事に1位となり、1部昇格。その後も5位・2位と順位をあげ、2008年にはクラブ史上初の優勝を果たした。2009年も3位と健闘したが2010年には12位と低迷。翌年、やはりノルウェー1部のローゼンボリBKの監督に。

このローゼンボリは、ノルウェー屈指のビッグクラブ。リーグ優勝24回、チャンピオンズリーグ出場を何度も果たすなど、ノルウェーのプライドといっていいクラブだ。ただ、そこでは2年連続3位とこのクラブとしては結果が出せずに監督を退き、2013年からはオーレスンの監督を2年間。11位のチームを4位に引き上げた。2015年からはスウェーデンに戻ってハルムスタッドの監督に就任。この年は2部降格を余儀なくされたがその後も監督を続行。見事に1部復帰を果たしている。

どういうスタイルのサッカーなのか、それは直接話を聞かないとわからないが、記録だけを見れば、彼が監督になった得点力があがる傾向にはあるようだ。

スターベクの場合、2004年の就任前には26試合25得点しかとれずに降格したチームが、翌年は2部とはいえ、30試合63得点。1部に復帰しても26試合53得点と1試合平均2得点を超える得点力をつくりだしている。その傾向は続き。優勝した2008年は26試合58得点だ。そして、彼がクラブを去った翌年は44得点、その次の年は25得点にダウンして、またも2部に降格している。ローゼンボリでも就任1年目の2011年は前年の58得点から69得点に、オーレスンでも40得点→ 55得点。ハルムスタッドでは44点→21点と落ち込んだが、翌年の2部では30試合43得点と向上させている。

サンフレッチェ広島の初代監督であるスチュワート・バクスターの薫陶をうけ、信頼されていたヨンソン新監督であれば、もしかしたらバクスター流の4-4-2をベースに闘うのかもしれない。一方で、バクスターも3-5-2へ変更に躊躇がなかったことを考えると、形については臨機応変。選手のスタイルを見て考えていくのかも。いずれにしても、来て、見て、そこからだろう。

新監督は18日のトレーニングから指揮をとる予定である。

 

■ヨンソン監督コメント
自分を育ててくれたサンフレッチェ広島、そしてJリーグへの復帰は、大変名誉なことであり、光栄に思っております。現在、リーグ戦においてサンフレッチェ広島の置かれている状況が非常に厳しいことは理解していますが、コーチングスタッフや選手達とともに、本来あるべき方向へと向かうため、より深く掘り下げて準備をしていきたいと思っています。皆さんとピッチでお会いできる日を楽しみにしています。
Isshoni Ganbarimasyou!(一緒に頑張りましょう!)

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