SIGMACLUBweb

Macと共に、SIGMACLUB制作中です

 

現在、とっちらかっております。

SIGMACLUB5月号、校了間近です。しかも、寝坊してしまいました。危ないです。

はっきりいって、こういう状況下でどういう本をつくればいいのか、それは本当に難しい。ポジティブになりすぎてもおかしいし、かといってネガティブになってもいけない。現状を認識しつつ、みんなが前を向けるように。そう考えているのですが、なかなか。

まあ、このコーナーでは、基本的にはサッカーどうこうはあまり書かず、SIGMACLUB編集部の日常を描いていきたいと思っています。今日は校了直前なので、SIGMACLUBの編集環境でもお話しましょう。

使っているのは、Macです。僕はパソコンはほとんど、Macしか知りません。サラリーマン時代、「これからはDTP(デスクトップパブリッシング)の時だけいるだから」と上司に訴え、Macintosh IIfxとIIcxを二台、会社で導入して以降、ずっとMacです。なので、もう30年近いな、Mac歴は。

それまではワープロの時代でした。記事をPanasonicのワープロで書いて出力して、レイアウト用紙に手書きで割付して入稿。それが当たり前でした。そのあと、一瞬だけ東芝のDynabookに変わったことがあります。それが、僕にとつてパソコン初体験でした。IBMのワークステーションなら触ったことはありますが、それは会社のもの。本当の意味での「パーソナル」なコンピューターは、当時、初めてのノートパソコンとして大ブームを巻き起こしていたDynabookだったのです。

あの時のOSはMS-DOS。コマンドをいろいろ打たないと、ソフトも立ち上がらない時代でした。ワープロならプリンターも内臓されているのに、パソコンはない。いろいろと不便だなと思いつつ、でもなんとなくの感覚で「これからはワープロは廃れていくな」と思っていたことも事実です。ワープロはハードディスクも内臓せず、すべてはフロッピーディスクに保存する形でしたが、パソコンは違った。それだけでも、僕には画期的でした。

さらにこのパソコンにはモデムが内臓されていたのも大きかった。その当時はまだ、インターネットは黎明期で僕にとっては何ができるのか、よくわからない時代でしたが、日本にはパソコン通信なるものが存在していたのです。僕はNifty-Serveという富士通系のパソコン通信を利用し、そこでサッカーフォーラムによく出入りするようになりました。これが、今の仕事にもつながっていると思います。

この時のお話はまたいつかするとして。

Macを会社に導入したことで、自分のパソコンもMacにした方がいい。そう思って購入したのがMacintosh Classicでした。ウイキペディアをみると、発売は1990年ということだから、今から27年前。価格は19万8000円であり、高額ではありました。が、それまでのMacがいずれも30万円台だったことを考えれば、安い。ローンを組み、手に入れたこのクラシックがなんとも可愛いかった。モノクロ画面とか、今のiPadなみの9インチ画面とか、そういうことはもう、関係ない。とにかく可愛かった。使えるワープロソフトがほとんどないことも、気にならなかった。たしかEGWordというソフトくらいしか、マック用でまともに使えるものはなかったと記憶しています。

まわりは名作ワープロソフト「一太郎」ばかりだったので、互換性を保つためにいつも、テキストファイルで保存していました。ただ。会社のコンピューターがMacだったし、本質的な仕事には全く不便はなかったんですね。とにかく可愛かったので、会社ではなく家にずっと置いていました。会社ではDynabookを使っていたのですが、どうしてもマックがさわりたくて、だんだん仕事を会社から家に持って帰るようになりました。

そういう生活スタイルが、フリーになる第一歩だったのかもしれません。

おっと、過去を振り返っている場合じゃない。では、頑張ります。

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