【G大阪vs湘南】プレビュー:リーグ戦は1勝1敗、3度目の対戦は果たして
■天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会ラウンド16
8月21日(水)G大阪vs湘南(19:00KICK OFF/パナスタ)
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1勝1敗と、G大阪とは今季互いに星を分け合っている。
レモンガススタジアム平塚で対峙した前半戦は、2-1でG大阪が勝利した。序盤から敵陣に展開しゲームを主導したホームチームに対し、G大阪はワンチャンスを逃さず前半のうちに先制し、後半さらに加点した。対してベルマーレも終盤一矢を報いたが、勝点には届かなかった。
「自分たちから勝利をプレゼントしてしまった」と試合後、山口智監督が唇を噛んだように、失点はミスに起因していた。かたや守るべきを守り、決めるべきを決めた試合巧者のG大阪に学ぶところは多かった。
パナソニックスタジアム吹田に臨んだ後半戦も先に主導権を握ったのはベルマーレだった。だがスコアレスで折り返すと、後半は互いにゴールを脅かし、互いにゴールを死守した。一進一退の攻防のなかで、終盤ベルマーレがG大阪の堅守をこじ開け、1-0の勝利に結んだ。
それから約1カ月、迎える天皇杯ラウンド16は、両者にとって今季3度目の対戦となる。前節柏に1-2で敗れ、6月末以来の黒星を喫したベルマーレにとっては、ふたたび足元を見つめ、結果に繋げたい大切な一戦だ。もちろん相手はリーグ戦で上位争いを演じている強敵、過去2戦をひもといても攻略が容易でないことは言うまでもない。
7月の前回対戦を引用しつつ、主将のキムミンテは言う。
「ガンバ戦は正直どちらに転んでもおかしくない試合だったし、このまえ僕らが勝ったので、相手は相当強い気持ちで来ると思う。今年のガンバはほんとに手堅くて強い。前回勝ったからという感覚で臨んだらやられると思うのでしっかり戦いたい。天皇杯ももっと上まで行きたいと思っています」
強敵を打ち砕けば自信は深まろう。攻守ともにキワを制し、結果を掴みたい。
reported by 隈元大吾
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