縦に紡ぎし湘南の

【湘南vs甲南大】プレビュー:カテゴリーを超えて戦う難しさもあるなかで

■天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会2回戦
6月12日(水)湘南vs甲南大(19:00KICK OFF/レモンS)
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天皇杯2回戦は兵庫県代表の甲南大をレモンガススタジアム平塚に迎える。県予選の決勝で関西学院大をPK戦の末に降した彼らは、J3金沢との天皇杯1回戦もPK戦を制して金星を挙げた。本大会の出場が25年ぶり2度目なら、1回戦突破は同大史上初の快挙だという。

攻守にアグレッシブなサッカーを標榜する甲南大と関西学生リーグ1部で対戦経験のある髙橋直也は、「チームワークがある印象」と記憶をひもとく。
「大学生はとても走りますし、球際も戦う。チームで勢いに乗って来られるとこっちがプレッシャーを感じることもあると思うので、ファーストプレーから圧を与え、相手が乗るまえに抑えたい」

キャプテンの當麻颯はG大阪ユース時代のひとつ下の後輩だという。「自分は関西でやっていたぶん知っている選手もいるので負けられない気持ちがありますし、圧倒して勝たなければいけない」髙橋は縁も踏まえて引き締める。
「メンバーに入れるか分からないですけど、入ったらチームの勝利に貢献するのはもちろん、自分がこれからリーグ戦に絡んでいくなかでは個人としての活躍も必須。そこにもこだわりながらプレーしたい」

「試合に懸ける想いは人一倍ある」そう語るのは長期離脱から復帰した松村晟怜だ。思えば昨季、岡山との天皇杯3回戦にフル出場して勝利に寄与すると、続くC大阪とのラウンド16でもPK戦まで戦い抜いて準々決勝進出に大きく貢献した。

「勝てていないのでチームを勢いづけたい」現状を踏まえて言葉を重ねる。
「トーナメントの緊張感もありますし、分析も難しいと思いますが、自分としてはほぼ同い年が多い相手に絶対負けられない、というか意地でも勝ってやろうという気持ちが大きい」

指揮官が誰を送り出すか、メンバーは分からない。カテゴリーを超えて戦う天皇杯特有の難しさもあるなかで、しかし「自分もみんなもいつもどおりのプレーをすれば」と松村が語ったように、日々の取り組みを、また抱く想いを、ピッチに開放したい。

reported by 隈元大吾

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