縦に紡ぎし湘南の

【湘南vs岡山】プレビュー:再会と、積み上げと

■天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会3回戦
7月12日(水)湘南vs岡山(19:00KICK OFF/Cスタ)
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天皇杯3回戦は、岡山とアウェイで対峙する。現在J2の10位に位置する彼らは、リーグ最多の13引き分けが示す通り、ここまでは勝ち切れない試合が多い印象だ。ただ、守備の要であり得点力も備えるヨルディバイスや現在チームトップの4ゴールをマークしている櫻川ソロモンなど、タレントには事欠かない。かつて湘南でプレーしたGK堀田大暉はリーグ屈指のセーブ率で堅守を支え、同じく元湘南の高橋諒は左サイドからクロスやドリブルでチャンスメイクする。そして湘南のジュニアからトップまで駆け上がった河野諒祐もまたチームトップの4アシストをマークするなど活躍を示している。

J3北九州と対戦した天皇杯2回戦は、櫻川が2ゴールを挙げ、2-1で勝利した。タフな連戦の渦中、週末には長崎との一戦も控えており、メンバーも含めて注目したい。

かたやベルマーレは前節、柏と対戦し、1-1で引き分け、アウェイで貴重な勝点1を手にした。5試合ぶりの勝点は、連敗を止める楔でもあった。

内容も見逃せない。先制点を許しこそすれ、ゲームの最終盤に大野和成のゴールで追いつき、勝点を手繰り寄せた。もちろん、いまなお失点は続いており、課題がすべて払しょくされたわけではないが、集中力を弛まず最少失点に食い止め、主体的にボールを奪い攻めに転じるなど、守備の一体感と攻撃の連係に彼らの積み上げを見る。

「チームにとって大きな勝点1」試合後、山田直輝は言った。
「ボールに行くことやセカンドボールで負けない、ゴール前で体を張るなど根本的なところをしっかりやれたことが最少失点に抑えられた要因だと思う。これは今後も変えてはならないし、やらなければいけない」

果たして中3日で迎える天皇杯3回戦は、タイトルへの希求はもとより、柏戦で掴んだ手応えを繋ぐうえでも大切な一戦となる。町野修斗がドイツ2部ホルシュタイン・キールへ移籍するなど変化の萌しているチームにあっては、選ばれたメンバーのパフォーマンスにも期待したい。

reported by 隈元大吾

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