縦に紡ぎし湘南の

【湘南vs長崎】レポート:かように物語は紡がれていく

■YBCルヴァンカップグループステージ 第6節
5月16日(水)湘南 2-0 長崎(19:03KICK OFF/BMWス/6,273人)
得点者:35′ 端戸仁(湘南)37′ 鈴木国友(湘南)
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ファン・サポーターへ感謝の想いを届けたうえで、高木琢也監督は0-2で敗れた一戦を率直に振り返った。
「この内容なら湘南が勝ち上がっていくのも当然だったと思う。われわれ自身も見習うことのあったゲームでした」

後半は意地を見せてくれましたが、と指揮官が続けたように、2点のビハインドで折り返した長崎はパワープレーに出て、ときに相手の攻めを裏返し、最終ラインの背後を突いた。しかし湘南も譲らない。岡﨑亮平が仲間を動かしつつ、石原広教がプレスバックして奪い、あるいはゴール前でアンドレバイアが刈り取る。守るばかりではない。山口和樹がセカンドボールを回収し端戸仁がシュートを放ったように、次いで石原が競り勝ち表原玄太が枠を捉えたように、守備を端緒に右から左から攻め立てる。金子大毅のボール奪取からコーナーキックまで持ち込んだ場面もあった。ゲーム終盤に及んでもハイプレスで相手のミスを誘発したように、彼らの意欲は長い笛が鳴るまで色褪せなかった。

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