【コトノハ】坪井慶介「つねに乾いてていい」
湘南で過ごした3年間に思いを馳せると、<日常>にたどり着くという。
「いいことも悪いことも、いろんな出来事がすごくたくさんあったんですけど、管理棟からグラウンドまで、スパイクを持ち、すね当てを持って歩いて行く。3年間これを通い続けた日常が、僕にとって思い出に残っていることかなと思います」
坪井慶介にとってそれは、濃密な年月だった。
「サッカー選手としての成長と、ひととしての成長ができると思い、ここに来たいと思った。自分個人として考えることもたくさんありましたし、チームのためにどうしたらいいのかと考えることもたくさんありました。非常に濃い3年間だった。成長できたかどうかは、なにかで測るものではないのではっきりとは言えないですけど、ただ僕自身はそういうことをテーマにやってこられて充実していたし、楽しかったなと思っています」
印象に残る出来事もまた日常に求められるようだ。「思い浮かぶのはやっぱりトレーニングじゃないですかね」思い出し笑いを浮かべながら、坪井は楽しげに振り返る。
「オフ明けにビビりながら練習に行って案の定きつい。2日オフをもらったあとは吐きそうになるほど。でも、みんなとここでほんとに手を抜かずに一生懸命、足と足がバチバチ当たって、ときにはほんとうに喧嘩しそうになるぐらいのテンションでやった。そうしてチームがつくられていくということが僕のなかでいちばんの思い出です。60分ぶっ通しで紅白戦もやりましたね。もうみんな疲れてきちゃって、最後はほぼ文句の言い合いみたいな。でも僕はそういうのが印象に残ってますね。あの練習きつかったなあ、でもやりきったなって」
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