【日々の景色】チームの歩みは着々と
ベトナム遠征組が「BTVカップ2016」を戦う一方で、国内組の練習も2週間のオフを経て4日に再開した。「2週間休んだので体を戻していく作業と、体を戻しつつベトナムに行っている選手と最終的にコンディションを合わせていかなければいけないので、そこから逆算し、選手の体の状況を見て微調整しながら、というところですね」練習を指揮する高木理己ヘッドコーチは語る。
オフのあいだもそれぞれ体を動かしていたのだろう、6日のトレーニングでは再開3日目にしてシュート練習やミニゲームも組み込まれた。
高木コーチは続ける。
「4日の時点で思った以上にサッカーに近いなかで動けていたので、それなら強度や設定を考慮しながらシュートやゲームを入れてもいいのではないかということで、曺さんと話しつつ決めました。ベトナム組と完全に一緒というのは難しいですけど、フィジカルとメンタルを少しずつゲームのサイクルに入れていく、そのとっかかりの3日間という感じでした」
12月24日には大宮との天皇杯ベスト8が控えている。「積み上げてきたものがあるから他のチームよりも長くゲームができているのだと思います」高木コーチは言う。
「一喜一憂せずに選手がやってきたこと、曺さんがつくってきたことの純粋な成果だと思う。だから大事に、まずは大宮戦を戦っていきたいと思っているし、選手もそう思っていると思います」
日本とベトナムと、それぞれの場所でやるべきを積み上げながら、チームの歩みは着々とイブに向かっている。
reported by 隈元大吾
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