縦に紡ぎし湘南の

【日々の景色】復習と切磋琢磨と


復習している感覚があると、曺貴裁監督は最近のトレーニングについて語った。
「復習はすごく大事だなと感じている。新しいものや予習をするより、復習となる練習をすることがいまのうちにとってプラスではないかという感覚がある」

たとえば攻撃の優先順位や出し手と受け手の意識の共有など、自分たちの足もとをあらためて見つめ直すことがチームの土台をより強固にさす。

そしてそれは今週末にも通じている。
「新潟は力のあるチーム。自分たちがやらなければいけないことをもう一度整理して臨みたい」

7月6日にはU-19日本代表のアメリカ遠征に参加していた神谷優太も合流した。個々の判断力を磨きながら、チームの切磋琢磨は続いている。

●高山薫選手
(前節の横浜FM戦について)みんなすごく守備に行けてたし、自分を含めて攻撃がもう少しよくなれば勝てた話だと思うから、勝てなかったのはもったいないけど、悲観的になる必要はないと思います。守備は100でいいんですけど、攻撃はいい意味で力を抜いて、8割ぐらいでやるようなイメージでリラックスしてできればいいと思う。新潟は球際も強いし、クサビにも強く来ますが、いい意味でリラックスしてプレーすることが大事。練習も今週そういう感じで、いいモチベーションでやれています。

●神谷優太選手
(アメリカ遠征について)ピッチ状態があまりよくないなかで、できた部分とできなかった部分がありました。中南米の厳しいプレスや球際も分かったので、最終予選を突破してワールドカップに行ったときのためにそういうチームとの戦いを経験できたことはよかったかなと思います。(安定したプレーを自身のテーマに挙げていたが)安定できたところと、流れが悪くてみんなが急いでしまった部分があったので、自分がまた代表に呼ばれたときに、チームを落ち着かせたり、流れを変えたりということを考えながらできればと思う。次の新潟戦に向けて自信をつけて戻ってこられたと思いますし、厳しいプレスのなかでの落ち着き具合や球際で負けないところなど、またひとつ自信として自分のスキルにプラスされたのかなと思います。

reported by 隈元大吾

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