【深化の轍】神谷優太の歩み(1/3)ー『MARE』スピンオフー
海外で活躍する日本人選手のゴールシーンが幼い頃の記憶におぼろげながら残っている。イタリアはペルージャでユベントスを相手に2ゴールを挙げた若き日の中田英寿氏の姿だ。かのひとがプロのキャリアをスタートさせたベルマーレで、同じく神谷優太も今季プロとしての一歩を踏んだ。「目に見えない縁は多少なりともあるんじゃないですかね」楽しげな口調も、そのまなざしは真剣だ。
この冬行なわれた全国高校サッカー選手権大会では青森山田高校の10番を纏いベスト4まで進み、また年代別日本代表にも選ばれるなどその歩みは順調に見える。だが、「自分は悔しさからすべてが始まっているのかなと思います」そう語るように、4月にひとつ歳を重ねたばかりの19歳のこれまでの道のりは、決して順風満帆ではない。
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