縦に紡ぎし湘南の

【アカデミー通信】Jユースカップ1回戦・鳥取U-18戦、試合後コメント 時崎悠監督「選手たちは交代で入ったメンバーも含めて90分間、いまやれることをやり切ろうという気持ちでしっかり自分たちの力を出し切ってくれた」

■2015Jユースカップ 1回戦
10月11日(日)湘南ベルマーレユース 4-2 ガイナーレ鳥取U-18(11:01KICK OFF/BMWス/270人)
得点者:30’新井泰貴(湘南)45+1’井上恵武(湘南)59’仙臺岳斗(鳥取)66’池田衛(湘南)68’高橋哲也(鳥取)85’秋元優(湘南)
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10月11日、湘南ユースはBMWスタジアムにて鳥取U-18とのJユースカップ1回戦に臨み、前半2-0、後半2-2と、4-2の勝利を収め、2回戦に駒を進めた。試合後、時崎悠監督に話を聞いた。

Q:試合の総括をお願いします。
BMWスタジアムで公式戦をやらせてもらうのはユースとしてはここ数年なくて、選手もすごく気持ちの入った試合をしてくれたと思います。親御さんをはじめ、応援に来てくれたサポーターの方たちや観戦に来てくれた方たちがいい雰囲気をつくってくれて、また運営やスタジアムの準備などを含めて、いろんなひとたちの協力があってゲームに勝つことができたと思っています。きのう県リーグがあって連戦だったので、正直どれぐらい湘南らしさを出せるか不安な部分もあったんですけど、選手たちは交代で入ったメンバーも含めて90分間、いまやれることをやり切ろうという気持ちでしっかり自分たちの力を出し切ってくれたんじゃないかと僕は思っています。

Q:ゲームの内容についてはどのような印象ですか?
4-2で勝ちましたが、振り返ってみると、どちらに転んでもおかしくないゲームだったなという印象が強いです。選手にも話しましたが、とくに前半など、決めなければいけないところやボールを失ってはいけないところといった局面のこだわりがもう少し身に付いてくればもっと選手は成長できると思いますし、個人が成長すればチームももっとよくなってくるのかなという印象でゲームを見ていました。

Q:前半終了間際に2点目を挙げた際、GKに指示をしていましたが?
たしかに得点を取れましたけど、その前の流れでラインを上げられなくなってしまい、うちとしてはよくない状況のなかで、どちらに転んでもおかしくない時間帯でした。そこで2点目が取れたという展開だったので、もう一度後ろからラインコントロールしてほしいというところと、人数をかける分リスクマネジメントを中心にやってほしいと声を掛けました。

Q:このユースカップに対する想いを聞かせてください。
ユースは今年途中でひとり辞めてしまって、いま39名いるんですけど、その39人で一緒にサッカーをやれる公式戦は、県リーグの残り3試合とこのJユースを含めて残り4試合なんですね。県リーグはいったん中断に入ったので、Jユースを一戦一戦勝つことによって、残り試合を減らさずに戦っていける。だから選手には、残り試合数を保ち続けられるようなゲームにしようねという話をしました。また、やはりこういう真剣勝負のなかで、勝ち負けだけでなく、できたことやできなかったこと、足りないことに気付いたり、できたことに自信を持ったりできる経験は、どんな練習よりもいちばん効果的だと思うので、そういったものを今日掴めた選手がいるのであればいいのかなと思います。次は18日15時から馬入の天然芝でやらせてもらえるので、勝って選手の自信が深められるようなゲームにしたいなと思います。

reported by 隈元大吾

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