【横編み日記】広瀬健太とサインの秘密
クラブのグッズにせっせとサインをしたためている広瀬健太選手にふと、自身のサインの成り立ちについて訊いてみた。
「漢字なんですけど、これが広瀬の広で、なかはこれこれこうで、まあこれオーダーメイドでつくってもらったんですけど、それで最後の点が健太の太の点です」
ん? 話の途中、サインの成り立ちには関係のない、しかしとても気になるフレーズが出てきたような。
――オーダーメイドって何ですか?
「インターネットで頼むとサインをつくってくれるんです」
むむむ? 聞けば、インターネットを通じて対象の名前を送ると、有料で漢字と英語2種類のサインをつくってくれるサービスがあるらしい。さらには、なぞって練習できる、サインが薄く書かれたもの(シート?)も送られてくるそうだ。ペン字の練習帳のようなものか。広瀬選手もそれでせっせと練習し、練習の成果は手元に取ってあるという。
英語のサインも持っているが、「日本人なので漢字のサインを使っています」とのこと。語るほどに何か出てくる、打ち出の小槌のような広瀬選手。やっぱり目が離せない。
reported by 隈元大吾