縦に紡ぎし湘南の

【横編み日記】キラキラジャンプ

ウォーミングアップなどでフィジカルが意識されたメニューの際、ときに腕立てや腹筋を数回といったプチ罰ゲームが合間に入るが、そのなかに「キラキラジャンプ」なるものがある。その名の通り両手両足を星のように広げて跳ぶもので、「キラキラ」と声に出すところもミソ。なんだか和む。

このキラキラジャンプ、菊池忍フィジカルコーチが讃岐でU-15コーチを務めスクールも担当していた昨年、同僚に教わったものだという。曰く、「フィジカルは重くなりがちなテーマなので、ちょっと盛り上がるような楽しい要素を入れて、前向きに取り組めるよう雰囲気を大事にしています」。

曺貴裁監督のもと、湘南のトレーニングは基本的にボールを使う。菊池コーチは、サッカーのパフォーマンスのいろんな要素はフィジカルを含めすべて戦術のなかに関連付いていることを、湘南に見る。それゆえ、「アップも極力ボールを使いながらやろうと考えています」意識を口にする。
「戦術にはいろんな要素がつねに関連付いている。トレーニングも同じです。フィジカルがメインでも技術的な要素も含まれているし、その逆もある」

つねにサッカーのパフォーマンスを意識しながらやるように心掛けている、と続ける。
「フィジカルの先でサッカーのパフォーマンスが上がらないといけない。走ることも戦術のいろんな要素のひとつ。ただスプリントすればいいのではなく、いつどこでどのタイミングで、どのように走るかが大事。アップの際も、そのあとのトレーニングへの持って行き方を意識しながらやっています」

話を戻してキラキラジャンプ。見る機会は少ない。小出しにしているんだとか。そんな菊池コーチ、7月7日が誕生日でした。

キラキラジャンプ

※写真はイメージです

reported by 隈元大吾

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