縦に紡ぎし湘南の

【ミニインタビュー】第9回:坪井慶介選手「ベルマーレはいろんなひとの力が合わさってできているチーム」

日々精力的にトレーニングに励んでいる選手たち。始動からトルコキャンプへ向かうまでのあいだに伺ったそれぞれの言葉を、新加入選手を中心にお届けします。第9回は坪井慶介選手の声です。
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Q:まずはチームの印象を聞かせてください。
「みんな取り組みが非常に前向きで、練習に対する積極性を感じます。曺さんがいい雰囲気をつくってくださっているというのもあると思いますが、みんながミスを恐れないで、自分のいいところを出そうとトレーニング中から取り組んでいるように思います」

Q:湘南は裕福なクラブではありませんが、環境についてはどのように受け止めていますか?
「正直言って、苦労は感じてないですね。今回(山田)直輝も一緒に来ましたが、やりやすいね、いいねと2人で話しています」

Q:加入1年目でチーム最年長となります。難しさなどはありますか?
「どちらかといえば、前からいる選手のほうが気を遣っているかもしれないですね。『どんなひとなんだろう』とか、『ちょっとおっさん来たよ』って(笑)。どういうふうに接したらいいんだろうといったところが当初みんなのほうに少しはあったと思うので、そういった意味では、僕は意識的に自分から入っていくようにしました。レッズのときは長くいた分、ぼくは受け入れる側だったけれど、もう自分はそういう立場ではないということを意識して来ていますし、入ってきた側ですから自分が心を開いて接していかないと、みんなも壁をつくってしまうと思うので。僕自身、壁があるタイプではないので、今後もみんなで仲良くできたらなと思っています」

Q:ところで、今季はJ1のレギュレーションが変わります。坪井選手はかつて2ステージ制を経験していますが、感覚としてこれまでと違いはあるでしょうか。
「ぼくはプロ2年目ぐらいまで経験したんですよね。実際は……ホーム&アウェイの試合があり、前半と後半に区切りをつけてチャンピオンシップを設けたというだけなので、正直そんなに変わらないとは思います。ただ、2シーズン制になることで、スタートの重要性はより高まるのかなと思う。ファーストステージで順位がつくわけですから、勢いに乗っていければチャンピオンシップに出られるかもしれないし、いろんな意味で湘南にはチャンスがあるんじゃないかなという気はしています。区切りをつけやすいので、選手自身もぐっと集中力をもって臨めると思います」

Q:その大事なスタートとなる開幕戦は古巣の浦和を迎えます。そのとき抱く感情はその場に立たないと分からないものでしょうか。
「そうですね、初めてのことなので、なんとも言えないですね(笑)。でも楽しみです」
Q:坪井選手にとってもリスタートとなる今季の初戦、湘南のホームで迎えられることに関しては?
「そうですね、個人的にはアウェイでもよかったんですけどね(笑)。ただ、ここに来て非常に感じているのは、ベルマーレはいろんなひとの力が合わさってできているチームだなということ。その意味で、ホームで開幕を迎えられることは、ベルマーレにとって大きなアドバンテージがあると思います」

Q:多彩な個性がチームに集い、今季いろんな戦い方ができそうな印象を受けます。
「ほんとうに、僕も楽しんでできていますし、いろんな可能性をチームに感じています」

*坪井選手のインタビューは、今季のオフィシャルハンドブックにも収録されています。2月22日(日)開催の「ベルマーレワンダーランド2015」にて発売予定。お楽しみに!

reported by 隈元大吾

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