縦に紡ぎし湘南の

【ミニインタビュー】第1回:山田直輝選手「自分のプレースタイルを出せば力になれると信じている」

日々精力的にトレーニングに励んでいる選手たち。始動からトルコキャンプへ向かうまでのあいだに伺ったそれぞれの言葉を、新加入選手を中心にお届けします。第1回は山田直輝選手の声です。
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Q:曺監督とは過去に縁がありましたか?
「同じチームで指導していただいたことはありませんが、対戦はしてます。曺さんがベルマーレユースの監督をされていた時でした」

Q:では、チームメートの中では?
「一緒にやったことがあるのは(菊池)大介ですね。U17ワールドカップに向けた代表の頃に一度プレーしました。あと、(大竹)洋平くんとユースの頃に対戦したことがあって、他にも対戦したことのある人達はいっぱいいたんですけど、洋平くんはすごく上手かったのでよく憶えています」

Q:まだ始動して間もないですが、大竹選手と息の合ったパス交換も見受けられました。
「そうですね、まだそんなに一緒に組んでないですけど、すごく感覚も合うし、やりやすさを感じています」

Q:先日、流通経済大と今季初の練習試合を行ないましたが、感触はどうでしたか?
「たぶん練習試合よりも……公式戦よりもと言っていいぐらい、湘南は練習がすごくハードでバチバチしているので、まだ全然自分のよさは出せてないし、まだなんかサッカーを怖がってやってしまってるなという感じが自分の中にあります。でもそのプレッシャーの中で毎日練習をやっているおかげで、練習試合ではあまりプレッシャーを感じることがなかったので、この毎日の練習を繰り返していけば自然と自分の感覚やプレーは戻ってくるんじゃないかなという気がしています」

Q:今季意識していることを教えてください。
「湘南のスタイルや監督の考えは去年の試合を見て僕は感じています。自分のプレースタイルを出せば力になれると信じているし、12年に怪我する前のプレーを取り戻すように意識してやっています」

Q:今、体的にはどうですか?
「けっこうキツイです(笑)。でも今これをやれてることをすごく幸せに感じているので、このバチバチ感が普通になって、試合でもっとバチバチできるようにしたい……したいというか、やっていれば自然となると思います。なので、僕が注意しないといけないのは怪我。今はそれに気を付けてやっています」

Q:幸せに感じている。
「そうですね。サッカーができる幸せは、誰よりもとは言いませんが、自分は分かっているつもりですし、湘南は練習からバチバチできるチームなので、久しぶりに戦ってるなと感じています。今はシーズン前なので特に厳しいトレーニングをやっているとは思いますが、でも湘南は1年間を通して厳しいと聞いているので、この先も楽しみです」

Q:山田選手にとって昨年はどんなシーズンでしたか?
「長期離脱してから久しぶりに1年間サッカーができる体にはなりましたが、なんか体がふわふわして自分の思う通りにいかないなということが多かった。その面で厳しい環境に身を置きたいという想いも自分の中にありました。その期待の通りに今厳しい環境で戦えています」

Q:移籍を決める前に曺監督と話はしましたか?
「はい。湘南は情熱をもっていち早く声を掛けてくれたので、会う前にほとんど決めてはいましたが、曺さんとお会いして、湘南に行くにあたってのプレッシャーもほとんどなくなり、絶対に行きたいと思いました」

Q:個人的に数字の目標などは立てますか?
「僕は立てないですね。チームが勝利するためにプレーして、チームとして必ず何かひとつタイトルを取りたい。今年はその気持ちがより強いです」

reported by 隈元大吾

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