縦に紡ぎし湘南の

【1/31福島ユナイテッド戦】試合後の曺監督、各選手コメント

KIDS GUARD SHONAN フットボールフェスティバル2015 Presented by FIELD MANAGEMENT
湘南ベルマーレ 1-1 福島ユナイテッド(14:30/BMWス)
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●曺貴裁監督
Q:ゲームを振り返って
「ハードに厳しいなかで練習をやっているから体のキレやプレーの連続性はこの時期全部あるわけではないのでそれはさておき、ゲームの入り方で言うと少し相手がどう出てくるかと構えてしまい、我々らしい感じが最初ちょっと出なかったのでそこは反省しなければいけない。選手も勝ちたいと思ってやりましたが、引き分けで終わった。いい場面もたくさんありましたが、もう1回初心に帰れるきっかけを持ってトルコに行けるのは非常によかったかなと思います」

Q:新加入選手の連係について
「今日はベルマーレに慣れてもらうということで、午前中と分けて新加入選手を多く使ったが、まだ自分たちのスタイルで大事にしているキープレー、たとえばボールを奪ったあとにどこへ運んでいくか、取られた後にどういうことを大事にするかという、そのテンポやその際の1秒に満たないズレはまだピッチのなかに当然ある。ただ新しく来た選手も、もともといる選手としっかり融合してやらなければいけないという想いを持って入って来ているので、開幕までに実戦をいくつも重ねられるし、去年同様トルコでコンビネーションを高めていきたい。とかく難しいのは、試合に出てやろう、自分が自分がとなりがちなので、全員で自分たちが大事にするかたちを磨いていくのが我々のスタイルなので、そこは大事にしていこうという話はしました」

Q:トルコでの練習試合について
「トルコではおもに東欧のチームと全部で6から7試合やります。去年と同じぐらいですね」

●遠藤航選手
「新加入選手を含め、チームとしてやりたいことをまずはみんなでやろうとしていたと思いますし、1点目の失点はちょっともったいないところはありましたけど、やろうとしているところ、もちろん課題はありますが、前からのプレスや切り替えはそんなに悪くなかったと思います。(連係面について)バイアも気を遣ってくれる選手なので僕としてはやりやすいですし、戦術の理解だったりチャレンジとカバーだったり、声もよく掛けてくれますし、そこは問題なくできていると思います。(前からの守備について)大事なのはチームとして意思統一してみんなで行くところなので、そこは声を掛けながら行くところと行かないところをハッキリしながらやっていきました。ハマったところも何回もありましたし、そういうプレーをどんどん増やしていきながら、ボールを奪ったあとのクオリティも詰めていければと思います。(トルコキャンプでは)僕のようにずっといる選手は今までやってきたことのクオリティを上げるだけだと思いますし、湘南スタイルと個人のプレースタイルをしっかり把握しながら、一人ひとりの特長を活かせるような攻撃ができればと思います」

●高山薫選手
「今日は最後の部分でゴールのチャンスもラストパスのチャンスもあったので、そこをしっかりしていればもっと点も入っていたかなとシンプルに思います。裏で動き出したりヘディングを合わせたりといった大事なところはできていたので、あとはしっかりトルコキャンプなどを通して最後の質を上げていきたい。(チーム全体の連動について)最初僕がちょっと前にプレッシャーをかけすぎて相手のボランチを使われてしまった。前から行くのを意識し過ぎてしまったかなという感じです。うまくいかない部分も多かったんですけど、ただ、仲間のプレーの意図は感じ取ることができたのでそこはプラスだと思います。(トルコキャンプでは)体をしっかりつくり、練習試合ではしっかり点を取ってアシストして、開幕前に自信を付けたいです」

●山田直輝選手
「最後の詰めのところだったり、ちょっとした工夫だったり、コンビネーションはまだ入って来て日が浅いですし、僕のやりたいプレーと一瞬だけ反応が合わずにうまくいかないことが多いですが、これからトルコで戦術などたくさんやると監督も言ってましたし、そのなかでもっともっと確認し合っていけばいいんじゃないかなと思います。開幕まであと1カ月ほどあるので、完全に詰めて、自分のよさを理解してもらい、僕も他の選手の良さを理解していかなければいけないと思います。(湘南の練習について、実際にやってみて)事前に聞いていた通り…いや、想像よりちょっときついです(笑)。だいぶ予想はしていましたけど、それよりもちょっときついです。シンプルに走りの練習もそうですが、普段のボールを使ったトレーニングでも監督が公式戦のような雰囲気をつくってくれて、味方同士ですけどバチバチやっているので、守備の面での疲労が練習から感じられて、やっていてすごく充実感を覚えています。そういう環境に自分の身を置きたいという想いもあったので、きついですけど自分の中ですごく充実感がある。今日も試合をやってみて、体力面やゲーム感覚はまだまだだなという気はしますけど、トルコキャンプで練習試合をいっぱい入れてくれているので、そこでガンガンやってアピールしていきたいなと思います」

●田村翔太選手(福島)
「(当初なかなか試合に出られずにつらい時期もあったのでは?)そうですね、レンタルで来てまったく試合に出られてなくて、すごく歯がゆいというか、そういう時期はすごく長かったです。でもシーズンの最後のほうになって、チームのサッカーを理解できてきて、その中で自分のよさを出せるようになりました。(きっかけは)意識をポジティブに捉えて、うまくいかなかったら練習のなかで次じゃあこうしようという考えがシーズンの途中からできるようになりました。(個人として取り組んでいる課題は)周りとの関係や角度、パスコースを自分が動いて増やすことなど、これまではあまり意識していなかったこともチームのサッカーに応じてやらなければいけないですし、なおかつその中で自分の良さを出せるように取り組んでいます。今はチームのサッカーのなかで去年よりも自分の長所を出せていると思っていますし、レベルアップしている自信もあるので、今年はそれをぶつける年にしたいなと思います」

reported by 隈元大吾

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