「相手を見て、相手を動かし、判断してみよう」【頼もう!感想戦feat.成岡翔】~明治安田生命J1第27節・ガンバ大阪戦vol.4~
成岡翔さんが今節からピックアップする、「小学生にもまねしてほしいアルビの選手の好プレー」。G大阪戦では2つあるといいます。そのひとつが35分、小見洋太選手のポスト直撃シュートにつながった、高宇洋選手の一連の動きです。
■パスを受けると、スーッとボールを前に運び
――新潟のスタイルを極めていく方向性を考えると、ガンバ戦のゴールは一つの基準になりそうですね。後半は、交代出場した高木善朗選手と、ワントップの鈴木孝司選手のあうんの呼吸がすばらしかった。入れ替わり、立ち代わりでスペースをつくり、使っていく。得点シーンでも鈴木選手が左に流れ、ゴール正面には善朗選手がポジションを取って、その正確なポストプレーが実に効果的でした。
「自分たちで主導権を握ろうとするから、アクションを起こしやすいんですよね。動き出してスペースをつくり、そこを誰が使うのか。全体を見ながら判断できる力を各々が持つことによって、ガンバ戦のゴールシーンのような決定機を、これからもたくさん見ることができるはずです。
それで、やっぱり中から行ってほしいんですよ。針の穴に糸を通すようにボールを動かし、狭いところを崩しに行く。
そのあたり、ガンバがとても良くて、ちょっと驚きでした。ゴール前、中での関係性がとても良かった。サイドからボールを運んでも、最終的には中に攻め込んでくる。新潟からすれば、なかなか厄介だったと思います。
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