「寺川強化部長、実にお目が高くていらっしゃる!」【頼もう!感想戦 feat.北條聡】~第25節vs鹿島アントラーズ.vol.4~
今回の感想戦を依頼した際、北條聡さんからの返信には、「了解しました。長倉幹樹選手についても、たっぷり語るということで」とありました。福岡戦での圧巻のプレーもあって、期待は膨らむばかり……。鹿島戦の展開は、想像&期待していたものとはいささか異なりましたが、それでもやはり、この夏のニューカマーについてたっぷりと語ることになりました。
■パスさえ入ってくれば
――今回、鹿島戦の感想戦をお願いするにあたり、北條さんに連絡をしたとき、『長倉幹樹選手について、たっぷり話をしましょう』という期待感たっぷりのやり取りがあったのですが……。ちょっと試合の展開が違いましたね。
「おそらくボールが来なかったからなんだろうけれど、長倉選手もライン間から出て、下りてきて受けようとすることが多かった。65分で交代することになり、あまり持ち味を発揮することはできなかったとは思う。
だけど、新潟が深い位置までボールを運んで鹿島ボールになったとき、前線から追いかける意識はしっかりあって、そのあたりは群馬でプレーしているときのイメージそのものだよね。ミドルカウンターを仕掛けるシチュエーションでは、前を向いて運んでいいパスを出すシーンも何度かあった。
ただ一つ気になったのは、長倉選手は背後に出て行く動きもできるんだよ。群馬ではラインの背後に抜けて、長いボールを引き出すシーンがけっこうあった。だけど鹿島戦では、それがあまり見られなかった。
そのあたり、チームがどういうプランでこの試合に臨んだかにもよる。おそらく長倉選手はゼロトップ気味の配役を与えられていたと思うんだよ。だけど、もっと長倉選手が背後を取る動きをして、下りてくる動きは高木善朗選手に任してもよかったんじゃないかな」
(残り 2268文字/全文: 2992文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ