ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】~寺川能人強化部長インタビュー~vol.2「競争する」

このオフ、獲得したのは厳選した4選手でした。しかし、それはピンポイントでの補強ではなく、彼らが加わることによるチーム全体への波及効果を期待してのこと。チームは、さらに上のレベルを貪欲に目指しています。

■さらに厚みを増しながら

――イン&アウト、共に少なかったこのオフですが、J2の藤枝MYFCに期限付き移籍した矢村健選手のリリースにおけるコメントは、「チャレンジすることを選んだ」というニュアンスでした。

「僕は今まで、期限付き移籍する選手に、『レンタルで行ってこい』と言ったことはないんです。『こういう話が来ているけれど、どうする?』と選手本人に選んでもらってきました。岡本將成(鹿児島)も、藤田和輝(栃木)も、遠藤凌(いわき)も、最終的に彼ら自身が選んだことです。

ですが、矢村は大学を卒業して3年間、シーズンを通してスタメンを張れる状況ではなかった。だから一度、まずは1年間、しっかりポジションをつかんでスタメンでプレーしてほしいという思いから、『レンタルに行った方がいいんじゃないか?』と本人に話したんです。

その時点では、まだ藤枝からの話はありませんでした。その後、話をいただいて、藤枝でチャレンジする選択肢があり、もちろん新潟に残る選択肢もある中で、最後は矢村本人が決めました」

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