ニイガタフットボールプレス

【春野フォト日記】~230121 / Camp Day 5, AM session~

■ピッチ全体を使った初めてのゲーム形式

5日目の午前は定刻の9時より少し早めにトレーニングがスタート。ウォーミングアップに続き、ポゼッション練習、ポジショナルゲームが行われ、このキャンプで初めてピッチ全体を使ったゲーム形式となりました。

「これまでは狭いエリアでプレスが掛かりやすいシチュエーションでの練習でしたが、広くなった分、プレスに行くところと行かないところを判断しながらやりました」というのは、今日も要所で『行け!』とボランチの位置から大きな声で指示を出していた島田譲選手。自身もチームも非常に良いキャンプの入り、動きを見せていて、島田選手の「トレーニングで誰も遅れを取らない。そこにみんなが動けているのを感じます」という手応えは、ここまで4度のトレーニングセッションを取材しての実感とまったく同じです。

今季も新潟はボールを保持し、イニシアチブを取って攻めるサッカーを追求します。そのため対戦形式になれば、ボールを保持する側と取り返しに行く側の攻防がいっそう際立つことに。「(プレスの方向は)そっちじゃない!」、「(ブロックを組むために)今は下がるな、プレッシャーを掛け続けろ!」、「サイドを変えろ!」、「今のタイミングでスペースにボールを出して!」。攻守さまざまな声が活発に飛び交っていました。

午後の練習を終えると、明日はキャンプに入って初めてのオフ。2週目のトレーニングをさらに有意義にするためにも、選手たちは各セッションに持てる力を出し切ります。


吉田陣平選手の寄せをかわして、舞行龍選手がボールを持ち出します。局面での攻防は、早くもスピード感にあふれています。


コンディション不良だった星雄次選手も昨日、合流。トレーニングに参加するや、軽快な動きを披露。


要所で円陣を組み、松橋力蔵監督が指示を出します。選手の言葉がみるみるチームに吸い込まれていくのが分かります。


ドリブルで仕掛けようとするシマブクカズヨシ選手に素早く寄せて、ボールを奪い取る高宇洋選手。


右サイドバックに入った長谷川巧選手は、積極的に中にボールを付けていました。もっと顔を出すよう、受け手に要求する場面も。


ゲーム形式の最後に、左足で強烈なミドルシュートをたたき込んだ島田譲選手。今季はプレッシャーが厳しくなる中で、より攻撃参加したいと燃えています。


相変わらず絶妙なタイミングで前線から降りてき、ボールを受けて周りに配ってチャンスメークする鈴木孝司選手。プレーが止まると、周りの選手にアドバイスする姿も印象的でした。


右サイドハーフに入った太田修介選手は、何度も背後への動き出しを繰り返していました。キャンプで呼吸が合うに従い、チームの強烈な「武器」になるはずです。


秋山選手はボールを持ってルックアップすると、長短のパスで攻撃のリズムをつくっていました。守備での寄せも力強さを増しています。

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