ニイガタフットボールプレス

春野へ、よう来んしゃった!~高知キャンプ案内2023~ (高知県観光コンベンション協会・坂本龍馬さんに聞く①)

いよいよ始まる高知キャンプ。今年は3年ぶりに練習が公開されます(一部非公開)。コロナ禍の中、地元・高知はチームを、サポーターを迎え入れるために、どのような準備を進めているのでしょうか。高知県観光コンベンション協会の坂本龍馬さんに話をうかがいます。(写真提供/高知県観光コンベンション協会)

■去年の経験と反省を生かして

――今回のキャンプは、3年ぶりに練習が公開され(一部、非公開)ます。楽しみにしているサポーターの皆さんもたくさんいらっしゃると思いますが、新型コロナウイルスの感染をしっかり防ぐ中でのキャンプとなります。何より去年は、チーム内に感染が拡大してしまい、全体練習がほとんどできないという困難に直面しました。

コロナ禍でチームを、サポーターを高知に迎えるために、地元ではどういう準備をしているのか。また今、高知を観光するポイントについて、高知観光コンベンション協会の坂本龍馬さんにお話をうかがいます。よろしくお願いします。

「よろしくお願いします」

――いよいよ15回目の春野キャンプが始まります。今、僕がいる愛媛は例年になく暖かいのですが、高知はどうですか?

「高知も暖かいです。ただ、来週は一気に気温が下がって、真冬の寒さになりそうです」

――冬の高知は青空が広がるんですが、放射冷却現象で朝晩はものすごく寒くなりますからね。

「温かい服装で取材にお越しください」

――ありがとうございます。高知のコロナの感染状況はどうですか?

「全国と同じく、高知でも増えてきています。観光コンベンション協会は公的な機関ということもあって、たびたび県知事から『会食は控え、人が集まる場所には注意を』というメッセージが来るんですね。それで改めて意識することになります」

――去年の高知キャンプはいきなり感染者、濃厚接触者が複数出てしまい、その中でもいろいろ支えてもらいながら、何とかチームは乗り切った形でした。

「去年は高知自体がコロナ対応に慣れていないところがあって、チームに迷惑をかけてしまったところもあります。そうした経験、反省を踏まえて、今年は準備を進めています」

――不慣れだったというのは。

「1年前は、まだ『県民が感染したときに、どう対応するか』という想定、状況だったんですね。地元の保健所も病院も、県民のためのインフラという感覚が強くて。ですがキャンプですから、県外から大勢の人が高知にやってくるわけです。そこで感染者が出てしまった。当然、不慣れな部分があったのですが、感染が拡大し始めて3年目ということもありますし、多少なりとも対応は進化していると思っています。何もないことがベストですが、仮に感染者が出た場合でも、うまく対処できる準備を進めています」

--新潟以外にもJクラブやプロ野球など、高知はプロチームのキャンプが盛んです。

「何か大きく受け入れ体制が変わるということではないのですが、県外から来られた方が感染した場合にどの病院で診るのか、重症化した場合はどこに収容するのか。オペレーションを整理し、確立しています。そして新潟さんに限らず、高知に入ってくるチームと密接にコミュニケーションを取りながら、感染防止に取り組んでいます」

――新潟は1月17日から2月11日までキャンプを予定しています。他にはどこが来ていますか?

「すでにブラウブリッツ秋田さんがキャンプ中です。それから15日までは徳島ヴォルティスさんもキャンプしていました。あとは1月末からカターレ富山さんが来て、今年のJクラブのキャンプは4チームになります」

(つづく)

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