ニイガタフットボールプレス

【聖籠ノート】数字が語る2022年のアルビレックスvol.1「攻撃サッカーのトリガー」

より攻撃的なサッカーを目指してスタートした2022年のアルビレックス新潟は、42試合を戦ってリーグ最多の73得点、最少タイの35失点という数字をピッチに刻み込んでJ2の頂点に立ち、J1へと突破した。最終節・町田戦の翌日に行われた松橋力蔵監督によるシーズン総括会見では、最初に約15分間、いくつかのデータと映像資料を用いながら、今季の取り組みについての振り返りがなされた。示された数字が物語る2022年の戦いとは。5回連載でひも解いていきたい。

■最初の視点

示されるデータをことさら強調してしまうと、途端に本質を見失う恐れがある。それでもピックアップされる数値、語られる順番、説明に出てくるワードやフレーズが、とにかく刺激的だった。資料としてシンプルにまとめられた15分間は実に濃密で、どこまでも想像力が膨らませてくれる。松橋監督が、守備の視点から今季について語り始めたところに、まずはしびれた。

DATA①
【被シュート数8.03本(リーグ平均10.9本)】【失点数35点(リーグ平均51.1点)】

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