ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】~高宇洋インタビュー~vol.3「満足することなく」

ボールを保持するスタイルはそのままに、より鋭く、パワフルにゴールに迫る攻撃サッカーでJ1昇格を決めた2022年のアルビレックス。そのチームの心臓部で抜群のボール奪取力と前に運ぶ力を存分に発揮し、大いに貢献してきたボランチは、昇格のさらにその先に、何を見据えているのだろうか。

■最後までいいサッカーをする

――今回、新潟でJ1昇格した経験は、高選手の中でどのような意味を持ってきますか?

「新潟として、とても大きなことを成し遂げたのはもちろん、1人のサッカー選手としても本当に良い経験になります。自分の年齢、キャリアを考えたとき、『何がなんでも今年J1に上がらないといけない』『昇格できないようでは、プロサッカー選手として自分は終わってしまう』という覚悟を持って、このチームに残りました。そういう意味でも、しっかり結果を出せたと思います。

自分の同世代の、たとえば田中碧選手(デュッセルドルフ=GER、高選手とは川崎Fアカデミーでチームメート)がプレーしている舞台を考えれば、やっぱりJ2はまるで違うじゃないですか。代表でもプレーする彼らに追いつき、追い越すためには、もっともっと上のレベルにまで行かなければならないし、今シーズン、新潟で何としても昇格する覚悟でプレーしてきたので、結果が出てとてもうれしいです」

(残り 2462文字/全文: 3014文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ