ニイガタフットボールプレス

【頼もう!感想戦 feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第33節vsいわてグルージャ盛岡 vol.5~「残り9試合を精いっぱい」

中継映像で観戦したわれわれ2人ですら、後半早々の小島亨介選手のPKストップから伊藤涼太郎選手の先制ゴールまでの数分間のポジティブなエネルギーには圧倒されました。いよいよシーズンも佳境。スパート態勢に入るチームを、元週刊サッカーマガジン編集長の平澤大輔さんと語り尽くします!

■不測の事態があったとしても

――シーズンはあと9試合。ついに残す試合もひとケタになりました。

「目の前の試合を一つずつ勝ちに行くことに変わりはありません。まだまだ波乱が起こるかもしれないし。

それでもここにきての3連勝、しかもいずれも無失点というのは非常に大きい。例えば3-2とか4-3とか、派手に打ち合った勝利を含む3連勝というのとは、わけが違います。どこか去年のジュビロのような、相手からすると“何で負けたか分からない”と思わせるような、だけど強いという雰囲気が生まれつつあるのではないでしょうか。

もちろん去年のジュビロと今のアルビとはまったく違うチームで、同列に語るわけにはいきません。ですが、無失点での3連勝という結果が与える無双感は通じるものがあるかな、と。しかも、その3連勝はトーマス・デン選手が出始めてから。小島亨介選手のスーパーセーブも飛び出しています。全員で守ったからこその無失点ではありますが、守備のヒーローが出てきているところがいい。残り9試合で波乱が起こったとしても、チームが一気にガタガタッと崩れてしまうことは、なかなか考えにくいです。

ただ、新型コロナウイルスの影響だけは、ちょっと予測できませんね」

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