【頼もう!感想戦feat.小川佳純】~明治安田生命J2第31節vs栃木SC~vol.2「ゲームをマネジメントする」
4試合ぶりの勝利をきっちりつかみ取った栃木戦。ついに新潟デビューを果たしたトーマス・デン選手や若手の奮闘、そして藤原奏哉選手の3試合連続ゴールと、さらにチームが加速する予感に満ちていました。この一戦を、手放しで褒めないところが、いかにもズミさん。その辛口に、チームがいっそう引き締まり、強くなるためのヒントがうかがえます。
■個の力
――今回、栃木の守備が非常に整理されていて、打開するのが簡単ではありませんでした。
「その前の徳島戦(第30節△2-2)もそうでしたが、相手が3バックで、前の3人がプレッシャーを掛けてきて、状況に応じてウイングバックも引いて5バックになって……という守備に、新潟のサッカーははまりがちなんですね。
こちらの中盤のサイドが幅を取るために張っていると、1トップに相手のセンターバックの真ん中がぴったり付いて、センターバックの左右が中に入ってきたボールに対して、バシッとつぶしに行きやすくなる。栃木も徳島も前からうまく制限して縦パスを入れさせて、そこをつぶすやり方をしてきました。残り11試合の対戦相手のうち、何チームが3バックで来るかちょっと分かりませんが、栃木戦、徳島戦を通して、『相手がこういう守り方をしてくれば、こういう戦いになるぞ』ということをチームは学べたと思います。
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