【アルビの未来が生まれる現場】~内田潤アカデミーダイレクターに聞く~vol.3「ターゲットを定めて」
2021シーズン、『ニイガタフットボールプレス』で最も読まれたのが2月に掲載した内田潤アカデミーダイレクターのインタビューでした。アルビの未来を担う選手が育つ現場は、これからどうなるのか? 関心の高さがうかがえる結果に、就任から1年目のタイミングで特別インタビューを行いました。
■結果について
――アカデミーのカテゴリーでは、今年も新型コロナウイルスの影響で試合の一部が中止になったり、不規則な公式戦となりました。難しさがある中で、結果をどう捉えていますか?
「ユース(U-18)は、プリンスリーグ北信越で最後、ぎりぎり残留しました。試合を全日程消化できず、直前で勝点平均になって一気に順位が落ち、最後負けるとまずい状況でしたが、新潟明訓に6-1で勝利してくれました。
8位という順位は決して褒められるものではありませんが、年間通して試合をしていく中であらためて感じたのが、時間を掛けて積み上げていくことの大切さです。序盤は選手たちのメンタルを変えていくことに非常に時間を取られ、さらにはこちらがインテンシティ(プレー強度)を求めたこともあって、けが人が多くなってしまいました。
もちろんアカデミーすべてのカテゴリーで優勝を目指しています。結果に結びついていないので、『お前、何を言ってるんだ?』という話ではありますが、内容的には徐々に右肩上がりで進んでいったと思います。そして3年生たちに、『このクラブのユースに入ってよかった』と最終的に感じてもらえればうれしいです。
ただ、エコノメソッドを取り入れてから3年間、実質トップ昇格ゼロですから。先日のミーティングでサッカービジネス社のCEOが初年度の本間至恩、藤田和輝、岡本將成の名前を挙げたので、『それは違う』と言わせてもらいました」
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