ニイガタフットボールプレス

【カウントダウンNFP 2021/10位→3位】vol.1 ~完成度、シーズン序盤ですでに高し!~

開幕から13戦無敗、首位を快走、中断明けの苦しみ、そしてアルベルト監督の退任と松橋力蔵新監督の就任――激動の2021シーズン中、『ニイガタフットボールプレス』で多くのみなさまに読まれた記事をカウントダウンでご紹介します!

2021シーズン、アルベルト監督が率いて2年目のチームは開幕から13戦無敗とすばらしいスタートダッシュを見せ、シーズン中盤まで堂々の首位争いを繰り広げました。中断明け後、失速して結果は6位に終わったものの、ボールを自分たちで動かし、保持率を高めて得点を奪いに行くスタイルが深く浸透し、リーグで存在感を示しました。

そして今、アルベルト監督の退任と、コーチから昇格する形で就任する松橋力蔵監督の新体制へと、チームは大きな節目を迎えています。ダイナミックに過ぎていくシーズンの中で、多くのみなさんに読まれた記事は? 「カウントダウンNFP 2021」、初回は10位から3位までを一気にご紹介します!

■10位/【頼もう、感想戦!feat.小川佳純】~第2節・V・ファーレン長崎~vol.1「それぞれがとても効いていた」(3月8日掲載)
 感想戦の論客の中で最も辛口なズミさんも、称賛のことばが止まりません。12年ぶりに開幕連勝を果たした第2節・長崎戦。ズミさんは千葉和彦選手、鈴木孝司選手、高宇洋選手ら、新加入の選手たちがサッカーの質を高めていると指摘します。

■9位/【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第3節・山口戦vol.3~「今年の新潟ならできる!」(3月17日掲載)
 翔さんも、今季のチームの変化を極めてポジティブなものとして捉えました。選手間の距離が良く、これまで見られなかったような縦パスが入ることを好感。ただ、「試合中にピッチの中の自分たちで攻め方を変えられる余裕が出てくれば盤石」という翔さんの言葉は、宿題として来季に持ち越されました。

■8位/【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第7節・山形戦vol.2~「藤原奏哉選手の落ち着きが良い影響を与えています」(4月14日掲載)
 読者のみなさんの質問に、翔さんがお答えする回です。新加入の藤原奏哉選手のプレーについてたずねられた翔さんは、「彼の落ち着き、判断が周りに良い影響を与えています。サイドで幅を取るだけではなく、インサイドに入ったり、瞬時の判断が右サイドの安定感、活力を生んでいるのでは」と分析しました。

■7位/【頼もう、感想戦!feat.北條聡】~明治安田生命J2リーグ第16節vsFC琉球vol.1~「ぶっちゃけ、新潟にはもっと点を取ってほしかったんだよね」(6月1日掲載)
 今年、新たに感想戦の論客に加わった元サッカーマガジン編集長の北条聡さん。取材中、合の手を入れられないほど、とにかく圧倒的なトーク量=情報量なのです。「だいたい『うまい選手がそろっていないとこのサッカーはできません』みないなものは、特殊すぎてトレンドにならない。コピーできないわけだから。さらにいうと、バルサのポジショナルプレーの立ち位置はコピーできるけど、シャビとかイニエスタ、ブスケツのパス回しはコピーできない」「アルベルト監督は新潟でバルサに通じる立ち位置を取らせながら、個の質を上げていく作業をずっと続けているのだと思う」と、アルベルトアルビ2年目の躍進を読み解きます。それにしても文字起こし、大変だったな……。

■6位/【頼もう、感想戦!feat.北條聡】~明治安田生命J2リーグ第5節vs東京ヴェルディvol.2~「インテンシティを貫く先にあるものは」(3月30日掲載)
 ビッグスワンで東京Vに歴史的な大勝を収めた第5節。感想戦初登場となった北條さんは、7-0の勝利を攻撃的なチーム同士の守備力の差だと看破しました。シーズン後半、相手に構えられることが増え、この試合で見せたような切り替えの鋭さを発揮しづらい戦いの構図になり、苦戦したことは、来年のチームがより高いレベルに至る上で重要なテーマになりそうです。

■5位/【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第3節・山口戦vol.1~「ラストピース、その名は千葉ちゃん」(3月15日掲載)
「サポーターの皆さんがどう思っているかは分かりませんが、僕はね、もうかなり好きなサッカーですよ」と、今季のチームをべた褒めの翔さん。アルベルト監督がやりたいサッカーと補強ポイントがよく合致していて、「開幕3試合目にしてチームがいい具合に回っている」という翔さんの指摘通り、13戦無敗とスタートダッシュに成功することになります。

■4位/【レビュー】~明治安田J2第1節vsギラヴァンツ北九州~「2021年の新潟宣言」(2月28日掲載)
 快進撃は、ここから始まりました。チームはスタイルが浸透し、サッカーが成熟していることを開幕戦の4得点で証明。特に1-1で折り返した後半、前からボールを奪いに来る勢いを強めた北九州に対し、ロングボールで逃げるのではなく、パスをつなぎながらサイドを攻略したのがたまらなかった。ゴールを重ねるごとに、チームへの期待感が膨らんでいきました。

■3位/【頼もう、感想戦!feat.北條聡】~明治安田生命J2リーグ第5節vs東京ヴェルディvol.4~「アルベルトのパッケージ」(4月1日掲載)
 守備の整理が2年目のアルベルトアルビの肝(きも)だと核心を突く北條さん。同時に、開幕から1カ月で京都の躍進を予言しています。個人的にツボだったのは、北條さんが水戸のサッカーについて、「ホームランか三振か。元近鉄のブライアントみたい」と形容したところです。そして「その打率を挙げていこうとしているのが今季の京都」という比喩。新潟的には“水戸のホームラン”を4発も浴びたアウェイ戦でした……。いずれにしても、「パス回しだけじゃ生き残っていけない時代。だから、そこにボールを奪う力とインテンシティを合体させないとボコボコにされるよ、という、いい例がこの試合だったよね」の戦評に、うなずくばかりです。

■2位/?

■1位/?

(つづく)

reported by 大中祐二

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