【第39節・松本戦コメント】アルベルト監督、鄭大世選手、早川史哉選手コメント
■明治安田生命J2第39節/●1-3松本
■キックオフ/12月6日(日)14:03キックオフ
■場所/サンプロ アルウィン
【得点者】〈新潟〉49鄭大世(29分=PK)、〈松本〉42高橋諒(15分)、阪野豊史(55分、61分)
アルベルト監督
「選手たちは、本当にギリギリのところで戦っている」
「今日は中盤をうまく支配できませんでした。同時に守備で多くのミスを犯してしまった。けが人が多く出て、組み合わせを変更しなければならない状況で、もちろんそれは言い訳にはできませんが、松本のように質の高い選手を揃えたチームを相手に守備でミスを犯すと、彼らの決定力の前に失点を重ねてしまいます。
選手たちを批判するつもりはありません。全力で戦っています。しかし、本当にギリギリのところで彼らがプレーしているというポイントは、押さえておかなければならないと思います」
――厳しい状況だからこそ、よりミスを怖れずプレーすることを選手たちに求めますか?
「もちろん、自信を持ってプレーする方が良いです。しかし、同時にプレーの強度も維持しなければならない。十分なプレーの強度を維持できない今、自身を持ってプレーするのも難しいのかもしれません」
鄭大世選手コメント
「今後につながる新フォーメーション」
――1トップ2シャドーという今日のチャレンジは、とても面白く、可能性が感じられました。
「そこはモト(中島元彦選手)と(本間)至恩と僕とで話していたところでした。モトは前半だけで交代してしまいましたが、前半、自分たちが点を取ってからはみんなの足が動き出したし、試合を支配してチャンスもつくれていました。これって、すごい成長です。
僕がこれまで、試合後の会見に出たときによく言っていたのは、ゲームを支配しているのにチャンスはつくれていない、ということでした。それが今日は先制された後に追いついてからは、たくさんチャンスが作れました。僕をサポートする2シャドーが前向きにプレーできるのは、今後につながるフォーメーションだと思います」
早川史哉選手コメント
「3バックをやるにはもっと時間が必要だが、今日できた部分もある」
――今日は5バックに変形する3バックでした。いつもの4バックではないがゆえに、スペースのでき方が違っていて、苦労していた印象ですが。
「5バックから、ボールを持った相手のウイングバックに寄せるために1人出たとき、残りの4人がすばやくスライドすれば、4バックのような形でプレーできます。その上でスペースの埋め方だったり、誰が誰をつかむかで守備の強度を上げることと、ラインを押し上げてコンパクトにできるところがもっとありました。
自分たちが3バックをやるためには、まだまだ練習時間が少ないですが、それでも今日、できる部分はあったし、良かったところもあります。チームの戦いのオプションにつなげられれば。自分が試合に出ているのであれば、途中でのフォーメーション変更という戦い方につなげられるとも感じました」
reported by 大中祐二