【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第29節・徳島戦~vol.2「今の新潟は、とてもサッカー的」
ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。今回は激しい攻防の90分の末、スコアレスドローとなった第29節・徳島戦を、成岡翔さんと徹底的に語ります!
■だから今の新潟は面白い
――今シーズンのチームをずっと取材してきて感心するのが、段階を経て成長しているところなんですよ。新チームの立ち上げである1月の高知キャンプで「ボールを握ろう」という点が強調されたのは、アルベルト監督のバックグラウンドを考えれば、いわば想定内で。
「まあ、そうでしょうね」
――でも同時に、ハイプレスも最初に言っていて。
「あ、そうだったんですね!」
――ですが、ボールの保持とハイプレス、最初から二つ同時に追求するって難しいじゃないですか。どうするんだろう? と思っていたら、シーズン途中まではビルドアップの整備、構築は進むけれど、守備に関してはあまり見えてこなかった。それがここ数試合、ハイプレスが際立ち始めているんですよ。これって、ビルドアップする力が付いて、その裏付けがあるから、今、よりハイプレスが効果的になっているんじゃないでしょうか?
「だから見ていて面白いんだと思いますよ。新潟のゲーム自体が。守備でボールを積極的に取りに行く。ボールを奪ったらショートカウンターにも行くし、それが難しいならつくり直して攻めることもできる。俺の中で、最もサッカーらしいサッカー。俺が好きなサッカーですね」
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