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長谷部茂利監督、マルシーニョには「ペットボトル蹴っちゃダメだよと」【#オフログ】【#無料公開】

清水戦のマルシーニョの交代時の長谷部茂利監督への態度が一部で物議を醸している。配信された映像ではペットボトルを蹴り飛ばし、長谷部監督の握手を拒否する様子が映し出されていた。

この件についての長谷部監督の受け答えを聞いていると、特に問題視するような様子は感じられなかった。たとえば試合翌日、マルシーニョとは軽く接したと話していた長谷部監督だが、なぜマルシーニョがああした行動を取ったのかということについては冗談ぽく「本人に聞いてみたら(笑)」と口にして「ペットボトル蹴っちゃダメだよと」は伝えたと言う。また、試合についても少し話したとのことだが、本件について、監督自身がどう受け止めたのかについては口にせず。

その一方で、マルシーニョが感情を持つ一人の人間であるということを前提に次のように述べている。

「機械じゃないから、やっぱり感情があるので。それを大事にしたいなと思います。プレーするのは私じゃないからね。選手だから」

だから、マルシーニョに限らず交代を告げられた選手たちが「どう考えてどう感情を持ってプレーしているか。(交代でベンチに)帰ってくるか、すごい大事。(ピッチに)入っていくか、それが大事だと思います」と話していた。

一部報道で、過去の他クラブの事例を持ち出し、処分の可能性が示唆されていたが、マルシーニョは清水戦翌日の練習にも加わっており、笑顔も見せていた。また本件については現状クラブ側からは何のアナウンスもなく、ということで、お咎めはないと考えるのが妥当。マルシーニョにはACLEまで突っ走ってほしいと思う。

なお、マルシーニョについてはここまでの5連戦で唯一5戦連続出場した選手だということで、次節ベンチスタートしていても不思議ではない。実際に横浜FM戦では当初、ベンチスタートが予定されていた。ということで次節の神戸戦で先発していないとしても、騒ぎ立てるようなものではないということはあらかじめ指摘しておきたい。

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(取材・文・写真/江藤高志)

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