「川崎フットボールアディクト」

佐々木旭「ずっとフロンターレに憧れてサッカーやってきて、ついにこの日が来たんだなと」託されたキャプテンマークの話/ACLE2024/25 MD7 vs浦項 【コラム】

佐々木旭が公式戦初のキャプテンマークを腕に巻いた。

「いやー、そうですね。重みがありました」

それまで真顔で取材に応じてくれていた佐々木の表情が緩む。

その佐々木にキャプテンマークを渡した脇坂は「アサヒに付けさせてあげようというのは思っていたので」と述べ、事前に考えていたことだったと明かす。河原創がフロンターレ移籍後初ゴールを決め、フロンターレが点差を3に広げた直後。ベンチは2枚替えを用意していた。一人がフロンターレでのデビュー戦を戦った伊藤達哉で、もう一人が脇坂だった。

交代を把握した脇坂が、佐々木にキャプテンマークを渡すことで時間を使ってしまったのがいけなかったのか。交代を待つ主審が突如として試合を再開させてしまう。

「交代していいよみたいに言ってたんですが、急にダメと言われて。ACLだなぁと」

そう振り返る脇坂だったが「そこでちょっと危ないシーンになってしまったので。それはちょっと、こっちもちゃんと確認しないといけないです」と表情を引き締めていた。

この危ないシーン、最後に体を寄せてシュートブロックしたのはその佐々木で、キャプテンマークを巻いてのファーストプレーでしっかりと仕事をした。その後も浦項の攻撃を跳ね返し無失点で勝利した試合後、佐々木は脇坂に感謝の言葉を伝えたのだという。

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