「川崎フットボールアディクト」

Jクラブ初勝利でリーグステージ突破へ/ACLE2024/25 MD7 vs浦項【プレビュー】

■「Jクラブ初」なるか

いよいよ長谷部茂利監督のフロンターレでの戦いが始まる。

チームを率いる立場として、当然すべての試合に勝利したいと考えているはずだが、その中でも特に浦項とのアウェイでの対戦は、勝ちたい思いが強いと長谷部監督は話す。

「もちろんその勝負のところは勝ちたいというのがあるんですけれども、皆さんご存知の、スティーラーズ(浦項)のスタジアムで日本チームが勝ったことないんでしょう。だからそこはやっぱりクリアしたいです」

ということで改めて浦項の過去の戦績を振り返ると、浦項とJクラブと、浦項での対戦は2009年のフロンターレ戦にまで遡ることができる。3月18日の浦項でのこの対戦は1−1のドローで決着。ここから始まったJクラブとの浦項での戦いはこれまでに8試合を数えるが、この間の戦績は5勝3引き分けと浦項は無敗だった。

ちなみに浦項が日本国内に遠征しての対戦は10試合あるが、4勝1分け5敗と負け越し。ホームの勝率の高さは異常なレベルだ。

そうした過去の結果を鑑みて、長谷部監督は「そういうの好きだから」と口にして「初めて、あのチームに勝ったとか、このスタジアムでとか、初めてこの人が得点を取ったとか」と言った記録を作ることが好きなのだと明かした。そう言われ思い出すのが年間2敗しかしなかった2021年のフロンターレに、シーズン初黒星を付けたのは長谷部監督率いる福岡だったということ。有言実行の過去があるということでこの試合でもJクラブの、浦項での初勝利を期待したいと思う。

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