長谷部茂利新監督の2025年版フロンターレについて、ここまでに見えてきたこと(2/2)【キャンプレポート】
長谷部茂利新監督のもと、2025年のフロンターレが1月7日に始動。14日からの沖縄合宿が28日に終わっている。この間の取材を通じ見えてきた長谷部監督のチーム作りの過程についてまとめたい。
■組織と、個人と
なお、長谷部監督が選手たちに求めている守備の形は、中央を締めて、外に追い出していくというもの。守備の基本形とも言えるが、中央を締めている状況でも奪える状況があれば、組織的なブロックが崩れることを承知して奪いに行かなければならない場面も出てくる。そうした判断も個人とチームとで合わせていく必要がある。沖縄合宿中、選手たちの口からは「コミュニケーション」という単語が頻出していたが、意識を合わせることの必要性が現れていると言える。
ちなみにU-18から内部昇格した佐原秀樹コーチは長谷部監督の言うことは「当たり前のこと」だと次のように述べている。
「本当にシゲさんが言ってるのは、やっぱり当たり前のこと。育成をやっていてもわかるし、ユース(U-18)を見ててもそうですが、当たり前のことをちゃんとできるようにならないと、失点というのは減らないんですよね。それがやっぱりできていない部分が、正直、映像を見直してもあるので」
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