「川崎フットボールアディクト」

小林悠「足がたまたま絡まっちゃったんですよね」【#オフログ】

「誰も悪くないということなんですかね?」との言葉に「もちろんもちろん」と強く賛同するのは小林悠だ。

その小林は、なんで毎年こうなんだろう?というような表情で「毎年出遅れてて。キャンプ3年やってないですよ」と苦笑い。負傷した左肩を手術しており患部が安定するまでは上半身の動きはかなり制限されている。その影響で「上半身、何にもできない。めっちゃ細くなってます、上半身(笑)」と話した。

今季は監督が交代しており、当然キャンプから参加していたいはず。そういう意味で出遅れたくはなかったはずだが、誰かを恨むような言葉は小林の口からは一切出ず。

「焦っても仕方ないので。試合を見たりミーティングで監督の狙いなどはしっかり理解してるつもりなので。スムーズに戻って、試合に出て、狙いをもって入りたいですね」

復帰の日をそう見据える小林は、守備を立て直そうとするチーム作りについて「失点が多かったので、そこを直したいというのはみんな思っていると思うし。そういう意味では、結構前戦の守備が大事になってくると思うので。そこは自分の得意としてるところなので。そういうところで、やれればなと」話している。

なお、負傷シーンについて、関わった選手に一部批判の矛先が向けられる事もあったが、「いやいや、わかんないです。映像が何にもなくて、わからないんですけど。あいつもふざけて足を掛けたりとかもしないと思うので」と話す小林は「足がたまたま絡まっちゃったんですよね。それでばっとなって、肩から落っこちてしまって」と不幸な事故を振り返った。

復帰はもうしばらく先の話という事になりそうだが、やれることをコツコツと続けており、そこに後ろ向きな感情は見えなかった。

小林悠は必ず等々力に戻って来る。万雷の拍手で迎えられる、その日を待ちたいと思う。

(取材・文・写真/江藤高志)

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