侮れない相手との、タフな移動後の、苦手なアウェイマッチ。それでも勝ちたい/ACLE2024/25 MD5 vsブリーラム【プレビュー】
■侮れない相手
ブリーラムはACLE前節の横浜FM戦を0-5のスコアで大敗。ショッキングな結果に見えるが、前半27分にブリーラムに退場者が出た影響は考慮する必要があるだろう。更に言うと横浜FMに先制された展開での退場で、ブリーラムとしては点を取りに行かざるを得ず、そうしたバランスの悪さも大量失点の遠因と言えた。
逆に彼らが侮れないチームであるのは、ACLEでここまでに残してきた4戦2勝1分け1敗の戦績でも明らかで、特にホームでは1勝1分けと負け無し。浦項に勝利し、神戸に引き分けており勝負強さはありそう。
そのブリーラムとのアウェイマッチを2年連続で経験することになるのが三浦颯太だ。三浦は昨季は甲府の一員としてブリーラムと対戦。このスタジアムでの試合の難しさを口にしている。
「まずは気温とか湿度とか、日本と違うところがあると思うので、そこをしっかり試合に向けて調節するということ」
気候については11月でもなお、日中は30度を超えており、試合時間の19時から21時にかけても26度前後にまでしか下がらないとの予報が出ている。ちなみに先日の浦和戦は14.8度と記録されており、10度以上の気温差での試合ということになる。寒くなるよりは暖かくなった方が筋肉などへの影響は少なさそうだが、それにしても体への負荷はあるはず。45分の変則マッチ直後の遠征だということもあり、試合終盤に足が止まる可能性も念頭に入れておく必要がありそう。
ちなみに三浦は「このスタジアムは、独特な雰囲気があるというか」と口にして観客が作り出す空気感の独特さに言及。さらに「去年の試合では感じたことのないリズムのサッカーをするチームだなと思った」とも話している。前からのプレスを武器にしつつ、必要とあらば、ロングボールで陣地を挽回。それを能力の高い選手たちで実現しており侮れない相手であることは間違いない。
なお、三浦は「アウェイの雰囲気の中で、イレギュラーなことが起きることも想定しながら、チーム全員がいい準備をしていければなと思います」と表情を引き締めていた。
■移動
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