「川崎フットボールアディクト」

山田新「外で倒れても、自分がFKを蹴れるわけではないので」【コラム】

今更ながら、山田新に11月9日の京都戦のゴールシーンについて質問した。背後から迫っていた福岡慎平に、仮に倒されていたらDOGSOになる可能性を認識していたのか。

「外で倒れてたら、たぶんそうですね(DOGSOで福岡が退場)」

ただし、山田は倒れずにシュートにまで持ち込んでいた。倒れない程度の接触だったのかと聞くと、接触はあったと山田。倒れなかったのはゴールを取りたかったからだという。

「全然接触あったと思います。写真で見ても、足も掛かってましたし、ユニフォームも結構引っ張られていて。(それでも)ゴールを取りたかったので。外で倒れても、自分がFKを蹴れるわけではないので。退場してもなと(笑)」

場所的に倒れていたとすればペナルティエリアの外側で、その場合はDOGSOでFKが与えられることになる。それはそれでチームを有利にさせるが、その場合山田がFKを蹴ることはない。それならばシュートを打ちたかったと明かす山田の言葉を聞いて、ストライカーとしての矜持を感じた。

なお、この福岡のバックチャージについて、京都を取材してきた雨堤俊祐さんは京都戦振り返りの感想戦の中で、福岡が本職のCBではなく、中盤の選手だということで、倒れない程度の絶妙な力加減で接触していたのではないかと考察していた。

ということで、確認してみた次第。

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