「川崎フットボールアディクト」

記録ずくめの中国王者、上海海港との対戦。自信を持ってアラートに。そして臨機応変に、攻撃的に/ACLE2024/25 MD4 vs上海海港【プレビュー】

■中国王者、上海海港

ACLEリーグステージMD4で対戦する上海海港は、11月2日の今季の中国スーパーリーグ最終戦を5−0で勝利。昨季に続き今季のリーグチャンピオンとなった。

マッチレースが続いていた上海申花が、フロンターレ戦後の第29節、四川九牛戦(10月27日)を2−2で引き分け勝ち点を74とした一方、その第29節に上海海港が滄州雄獅を1-0で下し、勝ち点を75として逆転。最終戦の11月2日の第30節を迎えていた。上海の2チームが今季の中国スーパーリーグでは他を引き離して優勝争いを繰り広げていたが、上海海港が最終戦を前に首位に返り咲き、勝てば優勝の最終節で大勝し、優勝することとなった。

フロンターレとすれば、上海を本拠地とする2チームとの2連戦は、共に中国国内リーグで首位に立つタイミングでの対戦ということになる。

勝ち点で並ぶ上海申花は中国国内首位の難敵。過度にリスペクトせず、らしさで勝利を/ACLE2024/25 MD3 vs上海申花【プレビュー】

そんな上海海港は中国国内の数々の記録を上書きした歴史的なシーズンの末の優勝となった。まずは、鬼木達監督が会見で指摘した「得点数ですね。非常に破壊力のあるチームですので」について。上海海港が30試合で奪った得点は96点に上る。これはリーグ首位の記録で、リーグ2位の上海申花の得点数73点を23点も上回る数字だ。

ちなみに過去の記録は、30試合制で振り返ると、2018年の広州恒大が打ち立てた82ゴール。また34試合制で行われた2022年の武漢三鎮の91ゴールをも上回っている。

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