フロンターレのキープレーヤーは三浦颯太。その三浦が警戒するヤシル・アサニ/ACLE2024/25 MD2 vs光州【プレビュー】
■一息付く暇もない
佐々木旭の実感として、名古屋戦は完敗だったという。
「前回(31節名古屋戦)、すごく不甲斐ない試合をしてしまったので」
そんな言葉を口にする佐々木は、「国立でやった神戸戦(第18節)のような敗北感がありました」という。
国立での神戸戦は数字上は0−1と最少失点での敗戦だった。ただし内容は完敗で佐々木はその神戸戦に近い「敗北感」を0−2で敗れた31節の名古屋戦に感じていたのだという。当然チーム内にそうした重たい空気はあったはずで、その空気を払拭して完勝した5得点の32節の新潟戦がチームに心理的な安心感をもたらしたのではないかと考え、三浦颯太に聞いてみた。完敗だった名古屋戦からの大勝に一息つけたのではないかと。
「一息ついてはいけないですけどね」と言い切った三浦の言葉にドキリとさせられ、油断する隙すらないのが連戦の本質だと反省して三浦が続けた言葉に耳を傾けた。
「とりあえず、名古屋戦、勝てばちょっとでも上に行けたっていう戦いでしたし。そこで落としてしまったっていうのは本当にチーム全体で本当に、やっちゃいけないというか。あの試合を機に、またもう一つ、キュッと締まりましたし。それからの新潟戦だったので。いい一戦になったのかなと思います」
名古屋戦の反省を新潟戦の試合結果に反映させながら、そこで満足することなく連戦を見据えているのが三浦のタフさだと言えるのかもしれない。
「3つの大会、Jリーグ、ルヴァン、ACL。頭の切り替えもしなきゃいけないですし。常々言っているのが、目の前の一戦に全力で臨めたらと思っているので。チーム全員で、一戦一戦、大切に戦えたらなと思います」
そう話す三浦は「連戦の方が好きです」と笑顔を見せた。
■三浦を警戒する光州
その三浦がフロンターレのキープレーヤーだと話すのは光州のイ・ジョンヒョ監督だ。
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