バフェティンビ・ゴミス、退団会見【ニュース】
バフェティンビ・ゴミスが退団についての会見を行った。
ゴミスは9月24日にチームからの離脱とチームとの合意による契約解除が発表されていた。
冒頭「私にとってこの川崎を離れるという決断は難しいものでした」と切り出したゴミスは「自分もこの川崎のファミリーの一員として責任を感じていましたので。そこを離れるというのは、難しい決断でした」と続けて「しかし、サッカーは始まりがあれば、終わりが来るので。川崎フロンターレの選手としてはここで区切りをつけますけれども」とフロンターレを離れることを改めて宣言した。
また、難しかったという今回の決断については「自分が自分の思う形で貢献できていないという歯がゆい思いもありました」と述べつつも、成長を続ける若手選手や、そうした選手をサポートする経験豊富な選手たちに期待していると述べ、冒頭の挨拶としていた。
「それと同時に若い選手もたくさん育って、ソウマ(神田奏真)やシン(山田新)、エリソンのような素晴らしい選手も多くいます。そのほかにもたくさん良い選手はいます。そして、そういった選手たちをサポートする、経験豊富な選手たちも揃っています。自分はここで、川崎フロンターレを離れますけれども、そういった選手に期待しています」
なお、家族はヨーロッパに一時的に帰国しており、そうした家庭の件も今回の決断を後押しした要因の一つだったという。
なお、現役続行という部分については「現時点で他のチームを探しているということは考えていません。自分の将来について話を始めるべき時かなというふうに現時点では考えています。まず、ヨーロッパに帰り、家族と時間を共に過ごしながら、次のステップを進めていけたら思っています」としており、今後考えていくというスタンスを取るようだ。
思うような活躍ができなかったゴミスだが、ヨーロッパではフロンターレのことをポジティブに伝えていきたいとしていた。若手選手のヨーロッパへの移籍をサポートすることもあるかもしれないが、今後の成り行きを見守りたいところだ。
(取材・文・写真/江藤高志)