鬼木達監督、脇坂泰斗選手/ACLE2024/25 MD1 vs蔚山現代【前日会見】
◯鬼木達監督
「まず気持ちとしては、いよいよACLが始まったという思いが非常に強いです。また、アウェイの蔚山という難しい戦いのスタートになりますけれども、それでも自分たちのクラブの悲願でもあるACLチャンピオンというものがありますので。とにかく自分たちの持てる力を存分に出して、しっかりと書き換える、そういう思いでいます」
◯脇坂泰斗選手
「監督もおっしゃったように、いよいよACLが始まるなと言う気持ちで韓国に乗り込んできました。明日は難しいゲームになると思いますけど、覚悟を持ってチーム全員で、来ていない選手、スタッフの思い、サポーターの思いを背負って戦いたいなと思います」
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【質疑応答】
――(鬼木監督と脇坂選手に)蔚山は監督が変わりましたけれども、どういう印象をお持ちでしょうか。
「(鬼木監督)変わらず選手の個性とか、強さというのはあると思います。そこにプラス、より守備に関してもアグレッシブになっているなというところがありますので。そこのところは自分たちもしっかりと戦わないと、特にアウェイですので。難しいゲームになるなというふうに思っています」
「(脇坂選手)もともとあった攻撃力に加えて、守備のところもすごいチーム全員で前からプレスしてくる印象があります」
――(鬼木監督に)蔚山とこれまでもたくさん試合をこなされてきましたが、それを受けて今回の試合についてなにかありますか?
「変わらず、キャラクターも、お互い分かり合っているようなところもありますし。むしろ自分も本当に相手の選手の特徴といいますか、そういうのも顔を見れば分かるぐらい、対戦してきていますので。ただ、やはり今回、ホームが蔚山との戦いで自分たちのホームがあるわけではないので。そういう意味で言うと、難しい戦いになるなというふうには思っています。ただ、お互いがお互いを分かり合っている中で、どちらが最後までアグレッシブに戦えるか。そこが最後キーになってくると思いますので、とにかく自分たちは、さっきヤスも言ってましたけど、チーム全員でいろんな人の思いを背負いながら戦うこと。そういう気持ちの部分が非常にこの第一戦は特に重要になるというふうに思っています」
――(鬼木監督に)今大会からスイス方式に変わりますが、それについて何か考えていかなければいけないことがありますでしょうか。
「基本的にはまずは勝つことが全てかなと思っています。ただ、そういった中でも、勝ち抜けの形がやはり、最後、得失点だとか、いろんなところに関わってきますので。そういう意味でいうと、1試合1試合の重みといいますか、ただ勝てばいいというわけでもないと思いますので。もちろんトップ通過とか、そういうものになれば問題ないと思いますけども、そうでなかった時に、やはりいろんな意味で勝った中でも得点数だったりとか、勝てない時でも、失点数だったりとか、そういうものは必ず関わってくると思いますので。そこら辺のところも、1試合1試合の隙を見せられない部分というのは当然あると思います」
――(脇坂選手に)鳥栖戦、いい形で勝ちましたが、キャプテンの立場から見てチーム雰囲気をどう見ているのかというところと、あと蔚山は代表クラスの守備陣が守っていますが、どういう崩しのイメージを持っているか、教えてください。
「リーグ戦、鳥栖戦、ああいった形で勝てたのは非常にポジティブだと思いますし、その流れでACLも行きたいところではあるんですけど、全く別の大会ではあるので。気を引き締めて戦っていきたいなというところと、蔚山のディフェンダー陣、非常に強力ですし、でもJリーグでも対戦したことがある選手もいますし、特徴は分かっているので。崩し方は今ここでは言えないんですけど、イメージは持っているので。それを明日ピッチで証明したいなと思います」
――(鬼木監督と脇坂選手に)ピッチコンディションについて、先程蔚山の選手からも話がありましたが、こういったピッチコンディションについてどう思われていますでしょうか。
「(鬼木監督)やはりアジアのトップを目指す大会での、このピッチというのは残念には思っています。やはりお互い、いい選手がいますので。そういう意味ではお互いが100%出し合えるようなピッチコンディションでやりたかったというのが正直な思いです。ただ、サッカーですので。そういった中でもしっかりと考えながら戦わなければいけないですし、ピッチのところもあれば、気候のところも、そういう時も、気候の問題もあるでしょうし。そういう意味でいうと、その時その時でベストを尽くして、とにかく勝つ道筋を選手と、自分と一緒に考えるのが仕事だと思っていますので。そこはもうやるしかないと。そういう思いでいます」
「(脇坂選手)全く同じ意見なんですけれども、蔚山とのゲームを非常に楽しみにしていたので、残念ではあるんですけど。ピッチコンディションだったり、そういうのを考慮して戦うのがプロだと思うので。明日はピッチコンディション関係ないと思わせるようなゲームをお互いできればと思います」
――(鬼木監督と脇坂選手に)鳥栖戦後、等々力を出る時に、サポーターがすごく盛大に見送ってくれました。あれを見てどういう風に思ったのか教えて下さい。
「(鬼木監督)ああやって、本当に今日もそうですけれども。今からACLが始まるというものを一番最初に感じさせてくれるのが、ああやって、サポーターが大きな声で、声援で後押ししてくれた中で旅立っていくというのは非常に心強いですし。改めて覚悟とか決意とか、そういうものが自分の中にもそうですし、選手にも芽生える瞬間だと思います。ですので、とにかくその思いに応えたいというところですね。本当に現地に来れる方もいれば、映像を通して応援してくださる方もいると思いますので。とにかくその思いに応えたいとそういう思いでいます」
「(脇坂選手)ああやって送り出してもらって、一緒に戦っているというのを感じましたし、またクラブスタッフも、このACLに向けて選手に負担のないようにやってくれているので、そういった方々の思いを背負って明日は戦いたいなと思います」
(取材・構成・写真/江藤高志)