必要とあらばタイトに守る甲府を攻め崩せるか。負けられない2連戦が始まる/ルヴァン杯準々決勝第1戦 vs甲府【プレビュー】
■札幌戦での懸案
札幌に敗れ、連敗を喫したフロンターレにとって気がかりなのが札幌戦が無得点試合だったという点。対戦相手としての札幌に対しては点が決まるイメージのあるだけに気がかりな部分。もちろん、チャンスはあったのだが、それが敗戦の痛みを和らげる目的に矮小化されないことが大事なのだろうと思う。
チャンスがありながら決めきれないのであれば、増やすしかない。そのためにはゴール前での精度を高める必要があるが、そういう意味では大島僚太の復帰は心強いところ。脇坂泰斗をサポートし、ゴール前での精度を上げられる存在として頼もしい限りだ。
その大島は札幌戦で復帰後初のフル出場を果たしたが、この試合でのスプリント回数は20回を記録。これは両チーム最多の数字だった。その一方で走行距離は10kmに届いておらず、状況を判断して走るべきところと、そうでないところを使い分けていることがわかる。
時に最終ラインにヘルプに入り、逃げ道を作る一方、必要とあらば相手ゴール前にまで進出。攻撃に関わる。その過程で危険な場面があれば、フルスプリントで守備に戻る。そういう動きができてきているのは心強い。
と、大島の話を書き連ねたが、その大島がこの試合に出られるのかというと、個人的な予想では回避する可能性の方が高いものと考えている。現状、フロンターレが経験する一番長い移動距離の国内のアウェイの直後だということと、復帰後初のフル出場直後でもあり、ここはしっかりと休みを取ってもらい、第2戦に備えるべきだと考えるから。
■河原創への期待
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