「川崎フットボールアディクト」

早坂勇希と早川友基【#オフログ】

先日デビューを果たした早坂勇希について、以前こんな話を聞いたことがあった。

「鹿島の早川友基選手と間違えられて、(早川が22年にリーグ戦で)初先発した時に『おめでとう!』って間違って連絡をもらったことがありました(笑)」

笑い話のエピソードとして披露するくらいには人違いを消化していた早坂だったが、今回の横浜FM戦でのデビュー戦を受けての反応はどうだったのか。

「早川くんの方に行ってるかわからないですが」

そう話す早坂は「むしろトモキくん(早川友基)から連絡きました」と早川本人から連絡をもらったと明かす。早川とは、もともと連絡を取り合う仲ではあったという。

更に言うと、デビュー戦で対峙した横浜FMのポープ・ウイリアムとはオフに一緒に自主練習を行う仲だとのこと。

「そういった意味ではポープくんともここ(フロンターレ)では被ってないですが、オフシーズンにトレーニングを一緒にしている仲間でもあるので。そういった中では一緒にデビュー戦を戦えたっていうのは、すごく良かったなと思います」

ポジションが一つしかないGKの特殊性が生み出した連携の一つということなのかもしれない。

ちなみに以前から書いてきたが、GKコーチを中心に少人数でまとまるGKチームの練習を見るのが好きだ。ライバルでありながら、戦友でもあるGKチームは練習着を芝の緑色に変色させながら黙々と練習しており、職人的な存在感がある。ただし、GK練習は芝を酷使することもあり、必ずしも見学しやすい場所で練習する訳では無いが機会があれば注目してみてはどうだろうか。

(取材・文・写真/江藤高志)

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