「川崎フットボールアディクト」

覚悟が必要な麻生での練習見学/7月27日の練習レポート【麻生レポート】

※タイトル写真のマルシーニョは一時的にふらついたようだがすぐに回復。最後までメニューを消化している。

気軽に練習見学ができない気候だということを痛感させられた練習公開日だった。

ファン感翌日からのオフが開けた7月27日の練習はミーティングでスタート。気温の高さもあり、フィールドプレーヤーはストレッチなどの準備や練習内容の説明などをクラブハウス内で行うほど。これだけでも異例だが、10時過ぎに選手たちが出て来る前に、まず練習見学のサポーターお一人が体調を崩されてしまう。

■サポーターも暑さ対策を

周囲のサポーターさんの協力もあり、横になり、クラブなどが用意した氷嚢などを首筋、両脇に挟み救急処置。意識はあり、受け答えも可能で症状が落ち着いたタイミングで出動要請していた救急車が到着。病院に搬送された。重症化しての救急搬送ということではなかったという点で、不幸中の幸いと言えた。

また、全体練習が終わる頃に、もうひと方が体調を崩し日陰で処置を受けていた。こちらの方は救急搬送までには至らなかったが、気温の上昇によるものだったようだ。

麻生は登山と呼ばれるほど急勾配の坂道を登る必要がある。また練習場に日陰やベンチがほとんどなく、いざという時に体を休められない構造になっている。冒頭にも記した通り、気温上昇のためプロの選手達が練習の一部を屋内で行うほど。ということで、大げさだと感じられたかもしれないがサポーターの皆さんは体調に気をつけて、無理だけはしないようにしてほしい。

この日は気温がかなり上昇しており、またファンサービスエリアに日陰がないためハイタッチも含めたファンサービスの実施が見送られた。この日は週末だということで多くのサポーターが駆けつけていたが、練習開始後に決定された。昨今の気象条件を考えると、今後、ファンサービスが中止される事態もあり得るので、練習見学される方はそれなりの覚悟を持ってお越しいただければと思う。また暑さ対策は過剰なくらいに行って自衛しておいてほしい。

特に体温を下げる効果のある冷たいものや、そもそも体温上昇を抑える意味で日傘は効果的だ。日本では男性が日傘をさす習慣があまりないが、そう言わずぜひ。

■選手も厳しい環境

ということで、前置きが長くなったが、公開された7月27日の練習は、10時10分過ぎからスタート。

鬼木達監督からは「暑さで頭が回らなくなったりしたら辞めていいから。暑さは頑張る、頑張れないとは少し違うから」と選手たちに説明。無理をしないような声がけが行われた。

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