佐々木旭・慎重さと大胆さとでACL山東泰山で復帰2/3【インタビュー】
キャンプでは予定していた練習試合を患部の状態を見てキャンセル。二度と再発させないというメディカルの決意のもと、慎重に復帰時期を探っていた佐々木旭は今シーズン初戦のACL山東泰山戦に臨む。
■不安なスタート
――僕らはびっくりしたわけですよ。合宿から瀬川選手がずっと右サイドバックをやっていて。だからこれは多分、右が瀬川選手、左が佐々木選手なんだろうなと。でも山東戦は逆でスタートして。その時に試合体力はどれくらい戻せてたんですか?
「わからないです。だからすごい不安で、山東のアウェイも大丈夫かなって。練習試合で30分だけ出て、そこから試合はやってないので」
――山東戦前の中国遠征での練習はどうだったんですか?
「試合3日前からのいつものメニューでした。ただ対人とかはあまり無くて、フォーメーションの確認とかだったので。そこまできつい練習じゃなかったので。だから、正直大丈夫かなっていうか、不安なところはありました」
――当然、左サイドバックの方が感覚はあるんでしょうけど。
「でもあの試合で俺は今年は右なのかなというか、瀬川くんが左で俺右なんだなという感じで思いました。でも右でという話はあまりされていないので。決め付けないっていうか。やっぱ右だけだって思ってほしくないっていうところはあると思います(その後町田戦で左サイドバックに戻り、C大阪、東京V戦で左CBでプレーするなどユーティリティプレーヤーとして活躍中)」
――山東戦はアウェイで3-2で勝てて。後半90分に交代しましたが、手応えはあったのでは?
「よく持ったなっていうか、あの時間まで。そう思いましたし、何よりやっぱ復帰して勝てたっていうのは、すごい嬉しかったです。スタメンで自分が出て勝った試合というは、本当にすごい前だと思うんで(負傷交代したリーグ戦第28節の湘南戦を除けば、先発して勝利したのは2022年9月10日の広島戦以来)。それは本当に嬉しかったです。途中で出て勝つ嬉しさと、スタートで出て、勝つ嬉しさは全然違うんで」
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