「川崎フットボールアディクト」

問われる積極性と立ち返るべきスタイル。その一歩として、打ちたいシュート/J1 第19節 vs新潟【プレビュー】

■積極的に

神戸戦で露呈した課題に対しどう修正を掛けたのか。鬼木達監督はそんな質問に対し「一言で言えば、アグレッシブさ、積極性とか、そういうところになると思う」のだと回答。攻守どちらにおいてもまずは「気持ちの部分」が大事で、そこに対しアプローチしたのだという。またその中でも特に試合中にゴール方向に進めなかった場面について「前へ出せるタイミングで出してなかったところ」や、その結果「ボールをロストしてしまうというシーンが多く見られた」ことを反省。「そこら辺の話は映像を交えながら説明」したのだという。

そして、それらの修正が目指すところは「自分たちにしかできないようなことをしたい」という思いだと述べていた。フロンターレらしさというか、鬼木イズムというか。そういう心意気が伝わってきて、まだまだこのチームは死んでないのだなと心強く感じた。

もちろん現状、目指すサッカーからはかけ離れた状況で、それを常勝の頃の水準に戻すのにはかなりの時間がかかることになるはずだが、そのあたり鬼木監督は選手たちに次のように声掛けしていると話していた。

「簡単な作業ではないと思いますけども、でもそこに向かって、怖がらずに恐れずに。ミスをしてもいいってことではないですけども、積極的なトライをしてほしいなという話をしています」

ということでこの新潟戦は、ミスを恐れない積極的なプレーに期待したいと思う。腰の引けた試合ではなく、自分たちの信じる道を突き進んむ。そんな鬼木監督からの指示を受けた選手たちはこの試合とどう向き合って行くだろうか。

■守備面のポイント

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