「川崎フットボールアディクト」

山田新とエリソンとハットトリック【コラム】

■3点だよ

藤枝MYFC戦2ゴールのエリソンに話を聞こうと、待ち構えていたが、ちょうど複数のブラジル人選手が同時に上がってきたため、別の選手対応で通訳が不在の状態。そこで「今、話せる?」というニュアンスの「OK?」という声がけをエリソンにした。

エリソンはどうやら「調子はいいか?」という意味の「OK?」と捉えたらしく「OK、OK」とだけ答えてファンサービスの列に加わった。

そのエリソンが、ファンサービスをしながら、別のブラジル人選手の対応をしている中山通訳を呼んでいる。ファンが何事か話したいのかなと見ていたが、何度か繰り返されたそのやりとりを引き取った寺崎通訳が「エリソンに聞きたいことがありますか?エリソンが気にしてます」という。

エリソンは、一度「OK」で流していたが「あれ?あれ、取材だったのかな?」と思い直し、ファンサービスを始めていたにも関わらず、通訳に確認してくれたのだ。

できれば話を聞きたいと思っていたためそう伝えてもらうと、ファンサービスを中断して戻ってきてくれた。そんなエリソンの律儀さと誠実さに、ぜひともフロンターレで成功してほしいなと思った僕はまあ軽いが、人間なんてそんなもの。ということで、話を聞かせてもらった。

冒頭「練習試合で2点取れてて、調子がいいのかなと思ってるんですが」と質問を始めると笑顔で3本指を立てるエリソン。山田新のゴールになった1点目も自分の得点だとアピールしていた。


”山田新とエリソンとハットトリック”で思い出すのが磐田戦で、決まればハットトリックというPKを山田に譲るという出来事があった。ベンチはPKキッカーにエリソンを指名。ただ、自らがもらったPKを蹴りたい山田がボールを渡さず。最後は親の教えもあったというエリソンが山田にPKを譲るという事件だったが、そう考えるとエリソンは今回も山田にハットトリックを阻止されたことになる(笑)。

大久保嘉人は、人に譲るとそれが返ってくると良く言っていたが、その理論に基づいて、山田のお膳立てでのエリソンのゴールが見られることを期待したいと思う。そして、湿りがちのフロンターレ攻撃陣をエリソンのハットトリックで活性化させてもらいたいと思う。

■準備するだけ

そんなエリソンは準備は万端だと話す。

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