「川崎フットボールアディクト」

勝てていないフロンターレは守備が改善傾向。負けていない東京Vを迎え撃つ/J1 第9節 vs東京V【プレビュー】

■16年ぶりの対戦

今季、2008年以来のJ1復帰を果たした東京Vの、前回のJ1での最後の公式戦が08年12月6日のリーグ最終戦だった。対戦したのはフロンターレで、別会場の千葉対FC東京の劇的な展開もあり降格が決まった。試合終盤に柱谷哲二監督が示した親指を下に下げるジェスチャーが印象的でウィキペディアにも記載があるほど。それだけ必死に戦っていたという事も言える。

この2008年当時の試合に出場した選手の中で、現在も現役を続けているのは川島永嗣と我那覇和樹だけのようで、歴史を感じざるを得ない。ちなみにこのシーズン中に移籍したが、2008年当初、フロンターレに所属していた都倉賢も現役を続けている。

また、この試合は福西崇史氏の現役最後の試合でもあり、現福島の寺田周平監督に対するファールで退場している。さらに、東京Vでプレーしていた船越優蔵氏は今や日本代表のアンダー世代の監督を務めていたり、GKだった土肥洋一氏の息子さんである土肥幹太はFC東京の選手として多摩川クラシコのベンチに入っていたり、先日の東京V対FC東京の大一番に先発フル出場するなどしており、これまた歴史を感じさせられる出来事だった。

当時、味スタで東京Vの降格を目の当たりにしたこともあり、長年気になるチームではあったが、16年の時を経てJ1に戻ってきたということで、個人的には非常に楽しみな一戦だ。

■攻撃面の手応え

そんな試合ではあるがフロンターレの現状は厳しい。なにしろ勝てない。

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